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【ジャガイモの花・馬鈴薯】

                  ★… 【 野菜の花-ジャガイモの花・馬鈴薯 】 …★
                     撮影はH21、5、25我が家の家庭菜園にて
『ジャガイモの花』をゆっくりと眺めたことおありですか?ネコの額ほどの我が家の家庭菜園、今年もジャガイモ、タマネギ、トウモロコシ、茄子、キュウリ、スイカ、瓜、等、所狭しと育ってきました。花が咲き実がなる収穫時の喜びは言葉では言い表せない格別幸せな気持ちになります。レンズ越しに見る野菜の花のなんとチャーミングで可愛らしいこと。北海道の馬鈴薯畑にはかないませんが・・・。我が家はお花は見事です。
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【ジャガイモ】ナス科の多年草。世界のいも類のうちでもっとも広い範囲に大量に生産されている重要作物である。南アメリカのアンデス地方の高地の原産といわれるが、トウモロコシとともに長い間インカ文明を支える主要な食糧であった。コロンブス以後スペイン人によってヨーロッパに紹介され、現在では世界各地で栽培されている。茎は高さ70cmぐらい緑色で軟らかく特有の匂いがある。地下に多数の地下茎を伸ばし次第に肥大して芋(塊茎)となる。塊茎の大きさ、形、色などは品種によりさまざまである。葉は羽状複葉で互生する。6月頃、白色または淡紫色の花を開く。花冠は径2~3cmの合弁で星形に浅く5裂する。
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日本には16世紀の終り頃、オランダ船がジャワのジャガタラ(現在のジャカルタ)からもたらしたので、ジャガタライモまたはジャガイモという。
明治年間になって外国から優良品種が導入されて以来栽培が盛んになって全国的に普及した。おもな産地は北海道、東北地方がこれに次ぐ。

日本で栽培される代表的な品種は「男爵」と「メイクイーン」である。写真の花は「男爵」と「メイクイーン」「キタアカリ」です。
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この植物に馬鈴薯の漢名をあてることも多いが,牧野富太郎先生によると馬鈴薯は中国産のまったく別の植物で食用にはならないとのこと。
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ジャガイモの伝播には諸説があるが、遅くとも16世紀末までに、スペイン、イタリア、オランダ、イギリスなどに伝わり、チューリップをオランダにもたらしたライデン大学教授のクルシウスやイギリス本草学の祖ジェラードなど植物学者の注目を浴びた。
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17世紀になってヨーロッパでは、らい病をもたらすとか、聖書にない不浄の作物として嫌われ冷遇された時代でした。もっとも普及したのはドイツで、フリードリヒ一世が栽培を義務づけて奨励、次のフリードリヒ・ウィルヘルム二世も農民に栽培を強制し、反対者を武力で押さえた結果、ムギ類にかわって主食になり、飢えから解放され国力も増し、19世紀のドイツの発展につながった。
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フランスでは薬学者のアントアーヌ・オーギュスタン・パルマンティエがジャガイモの優秀性に気づき、1773年にルイ16世にジャガイモの花束を献上し、救荒食物として勧めた。それに賛同した国王は王妃マリ・アントアネットにその花を身に着けさせて夜会に臨ませ、社交界の関心を集めさせた。一方、ジャガイモ畑に国王の親衛隊を派遣、昼間は見張りをさせるが夜は監視を解いて引き上げさせ、「国王の作物」を盗み出しやすいようにして庶民に広める作戦をとった。パルマンティエはジャガイモ料理を種々考案し晩餐会をたびたび開いて、上流階級への普及に努め、現在もフランスにいくつかのジャガイモ料理があり、その名をとどめている。
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イギリスでもジャガイモは国策によって評価が左右された。ジョージ二世の時代は法令で禁じられたこともあったが、ジョージ三世の時代に広く行き渡った。

日本へは江戸初期に渡来し当初は南京芋の名で記録されている。馬鈴薯の名は、小野蘭山がジャガタライモを中国の『松渓懸志』に出るつる植物の馬鈴薯に誤ってあてたことに始まる。この誤用に牧野富太郎は強く反対したそうです。

現在、文部省や教科書、おもな植物図鑑などではジャガイモの名をとるが、農林水産省の試験場などではバレイショで通用している。ジャガイモの主要品種の男爵は函館ドック社長の川田竜吉男爵にちなんだ名で、明治40年アメリカから導入した品種が北海道の彼の農場から広まったようです。

英名は、アイルランドの靴屋のことで、それをみいだした人の職業からつけられた。もう一つの代表品種メークイーンは、イギリスの品種で1917年(大正6)渡来した。
by hime-teru | 2009-06-12 18:21 | 野菜の花 | Trackback | Comments(0)