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               ★… 【 葵祭(賀茂祭)】 源氏物語 巻9 『葵の巻』 】…★
                       2015.5/15 京都葵祭にて
漸く思いが叶い今年は京都の葵祭(賀茂祭)に出掛ける事が出来ました。
台風一過の暑い日になりましたが、少し早めの御所の中で待機です。10数年前の「時代祭」見学時は、比較的ゆったり見物が出来たのですが・・、近年の「葵祭」は外国からの観光客が増え、指定席が設けられ沢山の人出で御座いました。(指定席は2.000円なり)
【平成27年度 斎王代】
斎王代は毎年、京都ゆかりの未婚女性が推薦で選ばれ、今年は京菓子老舗・老松(おいまつ)のお嬢さんが選ばれました。
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私は早めの御所でしたので、丁度良い場所で待機しました。警備の騎馬警察の見回り馬の馬糞を拾う人が付き添っています。(このお祭りの主催は上下の賀茂神社のようです)
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次第は、(1)警護列(検非違使<けびいし・山城使),(2)幣物列(御幣櫃・内蔵寮史生),(3)走馬列(走馬〈御馬〉・馬寮使)、(4)勅使列(牛車〈御所車〉・舞楽人・勅使〈近衛使〉・内蔵使),
(5)斎王列(斎王代・女人・牛車〈女房車〉)の五部に構成されて「斎王代」を中心に御所の玉砂利を踏んで行列が進みます。
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沢山の写真をアップ致しますが、『源氏物語』葵巻などに描かれている賀茂祭の王朝盛儀の模様は、現行の祭りからも十分にしのぶことができました。暫し写真から平安時代をお楽しみ下さいますれば幸いです。
【平安朝の優雅な古典行列は平安貴族そのままの姿で列をつくり京都御所を出発】
※警護列(検非違使<けびいし・山城使)から・・・。
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※(2)幣物列(御幣櫃・内蔵寮史生)
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※(3)走馬列(走馬〈御馬〉・馬寮使)
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次へ・・
by hime-teru | 2015-05-21 10:38 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)

                ★… 【 葵祭(賀茂祭)】 源氏物語 巻9 『葵の巻』 】…★
                       2015.5/15 京都葵祭にて
※(4)勅使列(牛車〈御所車〉・舞楽人・勅使〈近衛使〉・内蔵使
冠や牛車・桟敷の御簾(みす)などフタバアオイ(賀茂アオイ)とカツラの組合せで飾ってあります。
葵は京都に自生するフタバアオイという種類で、古くから雷除けや魔除けの護符として珍重されてきた。祭りにおいても、そうした邪気を祓うという意味で、この葵の葉がつけられる。勅使がつける葵は葵鬘(あおいかずら)と呼ばれ、鬘のカツラが桂に通じるということで、桂の小枝も使用されるという説もある。
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【風流傘】
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風流傘は重いので交代しながら進みます。
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■葵祭の由来とは?
葵祭のその名の由来は、御簾や牛車・勅使の衣冠や牛馬にまで飾られた葵の葉や花。現在では藤の花を牛車の屋根から飾り、その下を山吹の黄色や葵の花が彩っています。薄紫のさした藤の花は涼しげな5月の季節にふさわしく春の風を呼ぶのイメージでしょうか?
【牛車】が進みます。
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【玉砂利の中を押す供奉者】力仕事です。
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御所車はこんなにも大きいのです。
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もしかして・・・玉砂利のくぼみにはまり・・・
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御所からの出口間近
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次へ・・・歳王代と女人・牛車〈女房車へ続きます
by hime-teru | 2015-05-21 10:21 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)

  ★… 【 葵祭(賀茂祭)】 源氏物語 巻9 『葵の巻』 】…★
                       2015.5/15 京都葵祭にて
京都三大祭の一つの葵祭は、古くは京都の先住民である賀茂氏の祭で五穀豊穣を祈願するものでしたが、平安遷都より後、国家的な祭へと変化していきました。平安時代には「賀茂祭」と呼ばれ貴族にも人気でした。 源氏物語に登場する「賀茂祭」は、天皇の命を受けた勅使が御所から下上の賀茂神社へと出向き、神殿において御祭文や祝詞、東遊舞などを奉納する社頭の儀が祭り(儀式)が目的だったようです。
【斎院(斎王)のこと】
『源氏物語』には光源氏の従姉妹の朝顔斎院登場します。歴代の斎院は文雅で名を馳せた人物が多く、選子内親王から何か珍しい物語をと所望された中宮彰子が、紫式部に新しい作品を書くよう命じて生まれたとの伝承があり、『枕草子』にも選子内親王と中宮定子の文の贈答の場面が見られるなど、宮中の後宮と斎院との文化交流の豊かさが伺えます。両賀茂神社に奉仕した斎王を「賀茂斎院」と称する。

※5)斎王列(斎王代・女人・牛車〈女房車〉
国家的な行事として行われてきたので、わが国の祭のなかでも、数少ない王朝風俗の伝統が残されている。
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【馬上の女人】
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【牛車〈女房車〉】飾りつけが少々違ってシンプルですね。
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行列の最後には救急車や催事の車(暑い日でした。熱中症にならないようにと祈りながら御所から見送りました)
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by hime-teru | 2015-05-20 10:10 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)

★… 【 葵祭(賀茂祭)】 源氏物語 巻9 『葵の巻』 】…★
                      2015.5/15 京都葵祭にて
「 葵の巻」9帖は源氏の22歳春から23歳正月まで近衛大将時代の物語です。「新斎院御禊の見物」のくだりから始まります。
文中) まことや、かの 六条御息所の御腹の 前坊の姫君、 斎宮にゐたまひにしかば・・・前皇太子の忘れ形見、六条の御息所の姫宮が斎宮選定された。
御所から下鴨神社にて休憩、上賀茂に向かう行列は間隔も狭まり、心なしか、お疲れの様子が伺えますが・・・使命感を持って進みます。総距離8キロ、およそ8キロ近い装束を着て大変なお役目です。本当に「お疲れさまです」充分、平安貴族を楽しませて頂きました。ありがとう御座いました。
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【葵の巻】巻9帖を簡単に・・・。
この巻は御代替わり「花宴」巻から二年後のお話です。斉院列見物に出かけた葵の上(光源氏の正妻)と六条御息所(光源氏の恋人の一人)が牛車をとめる場所をめぐって争う、通称「車争い」のシーンはあまりにも有名でしょう。
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当時右大将兼宰相だった光源氏が供奉した晴れ姿を見ようとした正室葵の上と六条御息所の車争いが起こったのが、この斎王御禊の行列見物のシーンす。あまりにも有名な見物の様子を式部も清少納言も書き留めて物語に挿入したものと思われます。

閉じこもり気味だった葵の上が、説得されて急遽行列見学に出かけることになりましたが、すでに車をとめる場所は一杯満車状態でした。一方、お忍びで来ていた六条の御息所の車を家人達が無理矢理どかそうとした為に車争いが起き大騒ぎとなります。結果、六条の御息所の車を後方にけちらされてしまったのです。源氏物語中、光源氏が勅使を勤める麗姿を見物人が絶賛する中、六条の御息所は屈辱感に襲われ葵の上へ憎しみで苦しみ始めるのです。

【参考までに二人の女君】
★【葵上】あおいのうえ
左大臣の娘。源氏が元服した際に結婚した正妻。あまり仲の良い夫婦ではなかった。源氏との間に夕霧を生む。しかし、その直後、六条御息所の物の怪にとりつかれ死亡する。
★【六条御息所】ろくじょうのみやすどころ
前皇太子(即位する前に死亡した為に桐壷帝が即位した)の妻であった人。源氏と関係を持つが多くの女性と関係をもつ源氏に嫉妬し、その心が物の怪となって夕顔や葵上を死に至らせた。後に病で死亡する。

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可愛らしい稚児、頑張っています。
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人も馬も・・・・
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◆角田文衞説では・・・。
斎院御所のあった場所は現在の京都市上京区櫟谷七野神社のあたりに相当するという。この御所は地名により紫野斎院、あるいは単に紫野院とも呼ばれた。 斎王はここで仏事や不浄を避ける清浄な生活を送りながら、賀茂神社や本院での祭祀に奉仕した。特に重要なのは四月酉の日の賀茂祭では、斎王はあらかじめ御禊の後上賀茂・下鴨両社に参向して祭祀を執り行った。(廬山寺パンフ、電子辞書、源氏物語再編成版を参照させて頂きました)

下鴨神社もご覧下さい
 【下鴨神社】
巻9 『葵の巻』ふたば葵もご覧下さい↓
 【双葉葵】

長い時間のお立ち寄り”ありがとう御座いました”
by hime-teru | 2015-05-20 09:41 | 源氏物語(巻1~巻10) | Trackback | Comments(2)