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芍薬・ヤマシャクヤク

                    ★… 【山芍薬・ヤマシャクヤク】 …★
                     撮影は H21、4、23 我が家にて 
金鳳花科。ボタン属の多年草。朝鮮半島、日本に分布し本州中部より西の山地に生える。地下茎は横に伸び肥厚する。茎は30~50cmで直立し、基部に数個の鱗片葉がある。茎のなかほどに有柄の2回3出複葉が3~4個つく。小葉は両面とも無毛で下面はやや白みを帯びる。
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野草園で買い求めて5年目になりましょうか?我が家の植木鉢で健在です。今年も優しい姿に開花してくれました。純白の美しい花は汚れのない美しさです。たおやかでお茶花の横綱格でしょう。
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4~6月,茎頂に白色の花を1個つける。萼は緑色で3枚、花弁は5~7枚あって丸い。花全体も平開しないでほぼ球形をなす。内部に多数のおしべが3~4本のめしべをくるみ込むように咲く。径4~5センチの花は上向きに半開状態にとどまる。花弁は5~7枚、白色。
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果実は袋果で、秋に裂開し紅色で不稔の小さな種子と大きな黒青色の成熟した種子が露出する。落葉広葉樹林の林内や林縁に生え、関東地方以西の本州から九州、および朝鮮半島に分布する。
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2006-04-26 【山芍薬】 も、どうぞ・・・。
by hime-teru | 2009-04-30 22:40 | 【や】行の花 | Trackback | Comments(2)

牡丹・ぼたん

                        ★… ”今年の牡丹は良い牡丹・・・♪” …★
                          撮影はH21.4 .14~26 我が家にて
今年も見事な大輪の花が咲きました。まだリハビリ中の身、重いカメラ持参で遠方まで撮影に出かけられませんので、もっぱら庭の花撮影です。地味な野草が多い我が家の庭で唯一華やかな「牡丹」は我が家に4種類しかありませんが・・・。先にアップ済みの牡丹も(↓クリック)参照下されば嬉しゅう御座います。
06-5/26  【牡丹-1】 
08-4/20  【牡丹-2】 
07-2/01  【牡丹-3】 
【牡丹】
繁殖は接木、株分け、実生による。接木の台木はボタン、シャクヤクを使う。移植の適期は8月下旬~9月で、過湿を嫌い、排水のよい砂質壌土を好み、陽樹で耐寒性がある。
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〔名所〕宮城県岩沼町の「金蛇(かなへび)水神社牡丹園」、福島県「須賀川牡丹園」,埼玉県東松山市の「箭弓(やきゆう)牡丹園」、静岡県袋井市の「可睡斎(かすいさい)」、奈良県桜井市「初瀬の長谷(はせ)寺」、奈良県北葛城(きたかつらぎ)郡當麻町の「当麻寺」「石光院」などは有名である。
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『文学の世界』では・・・・。
白楽天は「花開き、花落の二十日」「春の風は吹き綻(ほころ)ばす牡丹(ぼたん)の花」などという句がみえ、唐以降も洛陽はボタンの心地で、11世紀、宋(そう)の欧陽修(おうようしゆう)は『洛陽牡丹記』を著し、三十余の品種を取り上げ、なかでも黄花の姚黄(ようこう)や紅花八重の魏花(ぎか)という品種は一芽が銭五千で買われたとの記録があるようです。また、洛陽の城内では春、貴賤(きせん)を問わずボタンの花を挿したとも述べている。

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先にも書きましたが、牡丹のことを『ぼうたん、ぼうたんくさ』、といわれていたようです。
◆『和漢朗詠集』に、白楽天の「春の風は吹き綻(ほころ)ばす牡丹(ぼたん)の花」などという句がみえ、
◆『蜻蛉日記』「何とも知らぬ草ども繁き中に牡丹(ぼうたん)草どもいと情けなげにて花散りはてて立てるを見るにも」
◆『枕草子』「殿などおはしまさで後」の段に、「台の前に植ゑられたりける牡丹(ぼうた)などのをかしきこと」
◆『栄花物語』「玉の台」には、「高欄高くしてその下に薔薇(さうびん)、牡丹(ぼうたん)、唐瞿麦(からなでしこ)、紅蓮花(ぐれんげ)の花を植ゑさせ給へり」とあり、前栽の植物として植えられていたことが伺えられる。

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『源氏物語』少女の巻」の六条院の夏の町の前栽の花としてみえる「くたに」を牡丹とする説(ほかに竜胆説)もあるようですが・・・。前栽の植物として植えられていたことが伺えられる。
by hime-teru | 2009-04-29 22:36 | 【は】行の花 | Trackback | Comments(0)

                ★… 【丹頂草】 タンチョウソウ (岩ヤツデ) …★
                    撮影はH21.4月 我が家にて
ユキノシタ科の多年草。岩壁に生え葉がヤツデに似るのでイワヤツデ(岩八手)の別名がある。朝鮮半島、中国東北部の原産。根茎は太く先から長さ約15センチの葉柄を出しその先に掌状葉をつける。葉は円心形で5~11に深裂し裂片は卵状披針形で縁に鋸歯があり、やや肉質で厚く平滑である。高さ30センチほどの花茎を伸ばし、頂に白い5~6弁の小花を集散状に密集して開く。
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早春、その先端から太い花茎を立て新葉の展開に先駆けて白色花を開く、やわらかい春の日のなかで、その姿はいかにもみずみずしく趣がある。
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新葉の展開に先立ち、沢山蕾をつけますが、つぼみが丹頂鶴の頭のように赤いことから「丹頂草」と云い。別名の「岩ヤツデ」名は葉の形がヤツデに似ているから付けられた名前です。
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半日陰を好む宿根草。3月末~4月、葉が出る前に花穂が伸びて花を咲かせます。花が開着始めると赤い色が消えていき、白一色になる。
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白い花は径5ミリ程、芳香があり半日陰か明るい日陰を好みます。夏は日光を避けて育てます。
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 宿根草なので、比較的丈夫で放っておいても、毎年花が咲きます。地植にすると葉が大きくなりますので、我が家では25センチほどの浅鉢に植えております。
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「ミニ丹頂草」に仕上がりとても可愛いいのですが、長年栽培した株の太い根茎は地表に現れ、あたかも古木の根のような風格さえ感じられる。
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by hime-teru | 2009-04-26 16:19 | 【た】行の花 | Trackback | Comments(2)

【菊桃】 きくもも

                          ★… 【菊桃】 きくもも …★
                        撮影は我が家の植木鉢 H21,4,17 
桃の花には果実をつける桃の花と鑑賞のための桃の花があります。数種類の『花桃』は…2007-3月 【 桃 】  にアップしてあります。写真は【菊桃・京舞妓】紅緋色の菊桃です。
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桃の園芸品種。庭木・切花用として栽植される落葉低木。花弁は八重咲、直径約4cmくらいの中輪花。つややかな濃紅品種。八重中輪で遅咲き性です。キクを思わせる独特の花形の品種です。一般的な桃の花より開花がやや遅く、4月10頃~末頃に開花する。
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江戸時代からある桃の品種で花が菊の花のようになるのでこのように名付けられました。桃は果実を取るのを目的に栽培するものと、花を鑑賞することを目的としたものとに区別され、花を鑑賞することを目的としたものを一般に花桃といい、代表的なものに関白、菊桃、源平、矢口があります。菊桃は細長い花弁が幾つもついたピンクの花頭を作り無数に咲いた花の小枝を伸ばします。
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『万葉集』巻19「春の苑紅(そのくれなゐ)にほふ桃の花下照(で)る道に出(い)で立つ娘子(をとめ)」…大伴家持が桃の花の美しさを鑑賞した歌があるが…。 平安時代以後には、3月の節句に桃酒として花びらを浮かべて飲まれたようですが、和歌では四季の歌の景物としては意識がなく、あまり詠まれてはいない。
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『紫式部集』に「ももといふ名もあるものを時の間に散る桜には思ひおとさじ」と、はかない桜の花よりも生命の長い桃の花に肩入れする歌をよんでいるが、『源氏物語』には何故か桃の花の用例は出てこない。『枕草子』には「三月三日は……桃の花の今咲きはじむる」と春から夏にかけての季節や行事の推移を記した段にみえるが、「木の花は」の段にはない。邪気を払う霊的なものとされていたからでしょうか?詩歌の世界では桃は注目されなかったようです。
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by hime-teru | 2009-04-19 23:46 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(0)

              ★… 【源氏物語巻名の花】 巻‐48 『早蕨』 蕨・土筆・・…★
早蕨・さわらび』の巻名は、中の君が詠んだ和歌に因みます。↓写真は昨年秋「宇治」にて
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既に下記にてアップ済み。
蕨(ワラビ)2006-05-25 【蕨(ワラビ】  つくし(土筆・筆頭菜)2006-04-18 梅2006-04-28。お時間がありましたら覗いてみてくだされば幸いで御座います。
 「君にとてあまたの春をつみしかば常を忘れぬ初わらびなり」     阿闍梨
 「この春はたれにか見せむなき人のかたみにつめる峰のさわらび」    中の君
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『早蕨とは芽を出したばかりのワラビのことです。『現代でも※ワラビは山菜の王者的存在です。当時は想像以上にその存在が価値が高かったと思われます。平安時代には塩漬けのわらびがあったようです。物語には歌が3首、文章に2カ所出て来ます。春のわらび摘みは古くから人々の関心が深かったようですね。※土筆はつくしんぼ・筆の花。古称=つくづくしと呼ばれていました。また、薫中納言が二条院に参上なさいました折、匂宮と物思いに耽りながら、箏の琴を掻き鳴らしながら梅の香りを楽しんでおられる場面を記載しました※「梅」は他の巻でもアップ済みですので、こちらもお時間がおありになれば・・。』
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【簡単に物語】
匂宮との結婚を前にした宇治での中君の物語です。
宇治の山里に春の陽光がさしこんできました。父も姉も亡くした中の君の元に、父の法の師だった宇治山の阿闍梨から例年通りワラビやツクシが届けられた。中の君は阿闍梨の心づくしに涙を流します。匂宮は宇治通いが困難なので、大君の喪もあけた二月、中の君は、京の二条院の匂宮邸へひきとられることになりました。

薫は、中の君の後見役として細かな心配りをしますが、一方では、中の君を匂宮に譲ったことに後悔の念を禁じえません。大君を失った悲しさに身の置き所もない薫は、匂宮と中の君との幸せを願ってはいるものの、しだいに中君へ心が傾き、未練がましい思慕の情を断ち切れないでいるのです。

中の君は出家して宇治に残る女房の弁との別れを惜しみ不安を抱きなが上京します。京の二条院に移った中君に匂宮は細やかな愛情をそそぎます。が、匂宮と六の君との結婚を、右の大殿(夕霧)はこの月に予定していたのですが・・・・はてさて!!!。

右の大殿(夕霧)は、娘・六君を匂宮に嫁がせようと決めておられましたが、宮が意外な姫君を宇治よりお迎えになりましたので、大層不愉快に思っています。六の君と匂宮の婚儀を目論んでいた夕霧は二十日過ぎに六の君の裳着を決行、そして、ならば薫との縁組をと打診したが、「世の無常を目の前に見ましたので、この身こそが不吉に思われましてその気になれません」と薫の対応はそっけなかった。

薫中納言も近くの三条宮邸に移られました。桜の盛りのころ、二条院を訪れ中の君に親しく近付く薫に、匂宮は警戒の念を抱きはじめます。

薫と大君、匂宮と中の君と、空想した関係は大君の死によって崩れ、これからは中の君を巡り危険な三角関係?に陥ろうとしています。物語はまた新たな局面を迎えます。
by hime-teru | 2009-04-17 23:59 | 源氏物語(巻41~巻50) | Trackback | Comments(2)

                     ★… スピロキシネ ・ カーペンシス …★
                        撮影は H21.4.14 我が家にて
初夏の陽気に我が家の庭は「あっ」と言う間に春の花が次ぎ次ぎに咲き始めています。今日は大輪の牡丹も早々と開花しました。足下には可愛らしい花が、見て!撮って!声を揃えて叫んでいます♪今日はスピロキシネを撮影してみました。
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一見ヘメロカリスの葉に似て、花は白いイキシアと山野草のシラサギカヤツリに似た感じの花です。
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コキンバイザサ科、南アフリカ原産 花期:2~4月球根植物。
ヒガンバナ科やユリ科に含められることもある単子葉植物の科のひとつで、日本にはキンバイザサなど数種が自生する。アッツザクラなどはこの科の園芸植物ですが、似ているようで似ていない!ですね。
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日が当たると体操をするように花弁が1枚1枚とゆっくり開いてきます。
午前中のお花がもっとも美しく、バレリーナのように手を翳した姿は何とも可憐です。夕方には閉じてしまいます。
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背丈は30㎝ほど。白と花底のダークな2色のコントラストがとてもエレガントです。
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by hime-teru | 2009-04-14 22:34 | 【さ】行の花 | Trackback | Comments(0)

春爛漫 【桜】

                          ★… 春爛漫 【桜】 …★
                       撮影 H.21.4.7 町の遊歩道にて
長いご無沙汰を致しておりますm(_ _)m。休暇中にもかかわらず、たくさんの方々に、ご訪問を賜り誠に申し訳御座いません。今少しリハビリに専念しなければならない状態ですが元気に過ごしております。
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冬眠生活も遅ればせながら桜の開花と春の陽気に背中を押され、思い切って運動とリハビリをかねて、初めてカメラを持って近所の遊歩道を歩いてみました。
満開の桜並木を歩きながら、切り落とされた枝の切り口の傷跡を癒すかのように大木の幹から直に咲いている桜の花の”けなげさ”に、吸い込まれるように見入ってしまいました。この光景に自分の怪我の快復を重ねて、”頑張らねば”と元気を貰いました。
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【桜】
バラ科の落葉高木&低木。北半球の温帯と暖帯に分布する。日本の山野にはヤマザクラなど約10種類を基本にして、変品種をあわせると100種類ほどのサクラが野生し、それらから生まれた200~300の園芸品種が知られている。江戸時代には品種が区別され「桜珍花異名の事」として40品種のサクラが載せてある。最近では『最新園芸大辞典』に305品種、載せている。
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代表格の写真『ソメイヨシノ』は明治初年ころ、東京・染井(現在の豊島区巣鴨付近)から売り出されたサクラで、いまでは全国各地に広く植栽されている。オオシマザクラとエドヒガンの雑種で若枝や葉、花に毛があり開葉前にエドヒガンより大きい一重咲きの花が木を埋め尽くして美しく咲きます。
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「桜切るばか、梅切らぬばか」という言葉がありますが、成長の早い桜は時には剪定が必要になります。とは申しましても病気に弱いため、幹の根元から切り落とし、癒合剤で消毒、数年経過すると周辺から組織が盛り上がり傷口が塞がってきます。植樹して30年ほどのこの遊歩道の桜なのですが、今が一番綺麗な時ではないかと思われます。。それでも害虫に倒れた桜の木も見かけるようになってきました。
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↑害虫!のカミキリ虫?? 幹の中がかなり空洞になっています。早く駆除をしなければ来年には枯れてしまうかも知れません。町役場に報告。

花を観賞の対象とする習わしは万葉時代からみられ、『万葉集』にはサクラを詠んだ歌が42首、うちの四首ははっきりと庭や宿のサクラを詠んでおり、当時すでに観賞用として栽培下にあったようです。
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最古の品種はナラノヤエザクラで、聖武天皇が奈良の三笠山で発見して移植したと伝えられる。「いにしえの奈良の都の八重桜……」と伊勢大輔に歌われたナラノヤエザクラが各地に広がったのは、接木技術の発達によるもので、藤原定家の『明月記』にその接木の話が載っている。鎌倉・室町時代には(普賢象)(墨染)(泰山府君)など、現在も伝わる品種が登場するが、爆発的に品種が増えるのは江戸中期で文献には江戸時代を通じて400近い品種が名をとどめている。
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王朝貴族にとってサクラの花は春の自然美の代表的な景物であり、咲き散る花の動きの微妙な変化に一喜一憂し、ひたすら花の姿を賞美した。サクラの花が散るいさぎ良さを見るのは近代のややゆがんだ受け止め方で、古来、文学の世界ではサクラの花はもっぱら賞美の対象であったとのこと。
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『源氏物語』【野分】で、紫の上の姿を「春の曙の霞の間より面白き樺桜(かばざくら)の咲き乱れたるを見る心地す」が印象的で、【花宴】の華麗な王朝絵巻から桜の姿を賞美した様子がうかがえます。
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by hime-teru | 2009-04-08 15:23 | 【さ】行の花 | Trackback | Comments(6)