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                ★… ベゴニア  (その3) ハンキングタイプ …★
                   撮影はにてH18年4・6 神代植物園温室
球根ベゴニア・ハンキングタイプは球根性ベゴニアをもとに複雑に交配を重ねて生まれた園芸植物です。垂れ下がる花は2mにもおよぶものもあります。
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色鮮やかに天井を埋め尽くすハンギングタイプは八重の大輪咲きから原種に近い一重の小輪咲きなど大きさや形も様々です。
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ベゴニアという名前はフランス領カナダ総督などを歴任したフランス人植物学者、ミシェル・べゴン(M.Be’gon1638-1710)にちなんでつけられました。最初に発見されたベゴニアは 1694年メキシコで発見されました。
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最大の特徴は葉が歪んでいて中央の主脈を中心に2つ折りにしても重ならない左右非対称の葉にあります。その姿から花言葉は「片思い」だそうです。また、天使が翼を広げたような形をしているので エンゼルスウイング(天使の翼)の別名もあるようです。可愛らしい名前ですね。
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ベゴニアは比較的光量の少ない所でもよく育ちます。しかし、総じて寒さに弱いものが多く、冬は温室かフレーム内で保護する必要があります。
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by hime-teru | 2007-02-28 22:53 | 【は】行の花 | Trackback | Comments(0)

                   ★… ベゴニア  (その2)  球根ベゴニア …★
                   撮影はにてH18年4・6 神代植物園温室
多くの球根植物の中で最も美しい花の一つにあげられる球根ベゴニア、花形の変化や豊富な色彩は実に見事です。
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南アメリカのアンデス山系に野生する球根性ベゴニアであるボリビエンシスB.boliviencis A. DC.を中心に数種の原種を複雑に交配して育成された、多彩で美しい夏咲きベゴニアで地中に塊茎がある。茎が立ち上がって伸びるスタンド型と、茎が垂れ下がるハンギング型とに分かれる。花色が豊富で美しいものが多い。
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とても豪華な花を咲かせる球根ベゴニアはベゴニアのプリマードンナでしょう。
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アンデス山脈原産の球根性ベゴニアを元に交配させて作り出された園芸品種、その名の通り球根を持つことから球根ベゴニアと呼ばれています。
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ベゴニアは元々欧米では非常に人気の高い園芸植物でした。最近は日本でも大変人気を呼んでいます。
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スタンド、バラ咲き、カメリア咲きなどの八重咲きの品種は花径5㌢程度の小輪から30㌢近い巨大輪があります。花色もブルー系以外はほとんどあり覆輪咲きなどもあるようです。
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ハンギングタイプは巨大輪こそありませんが、中~大輪の各色といろいろな花形を持った品種があります
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多くの球根植物の中で最も美しい花の一つにあげられる球根ベゴニア、花形の変化、豊富な色彩は実に見事です。
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球根ベゴニアはわが国のような熱帯的な夏の暑さにはきわめて弱く栽培は難しいものとされていました。しかし最近では耐暑性の品質系統が作出されるようになり栽培法にも改善が加えられ上手に栽培できる人が増えてきました。温室では比較的1年中咲いています。
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by hime-teru | 2007-02-27 23:41 | 【は】行の花 | Trackback | Comments(0)

              ★… ベゴニア  (その1)  根茎性ベゴニア6種 …★
                撮影はにてH18年4・6 神代植物園温室&我が家
シュウカイドウ科ベゴニア属の総称。草本または半低木。オーストラリアを除く世界の熱帯から亜熱帯に広く分布し1000種以上が知られる。茎は直立するものつるとなって他物に絡まるもののほか、太い根茎となって地面をはうもの、地下に塊茎があるものなどがある。
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☆根茎性ベゴニアは太く多汁質で節間の詰まった根茎が地面をはって広がるグループで、本属のなかではもっとも種類が多い。根茎の形によって横走根茎型、直立根茎型、半木立ち型、地中茎型に分けられる。葉の美しいものが多いので、観葉ベゴニアと総称することもある。大部分は冬から早春に開花し、比較的弱光線にも耐えるが、空中温度が高い所でよく育つ。
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☆園芸上は茎の形や性質、根の形態から八系統に分類されている。
・木立ち性ベゴニア・根茎性ベゴニア・球根性ベゴニア・球根ベゴニア・レックスベゴニア・四季咲きベゴニア・冬咲きベゴニア(クリスマス・ベゴニア)・エラチオール・ベゴニア
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☆↓以下3種は家の撮影( 四季咲きベゴニア)
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花壇や鉢植えにする一般的なベゴニアで 四季咲きベゴニアと呼ばれています。一年中たくさんの花を咲かせ花壇にも鉢植えにも向く人気のある花です。
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性質も強く育てやすい花です。花色は赤、桃、白などがあり一重咲きと八重咲きがあります。
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by hime-teru | 2007-02-26 23:55 | 【は】行の花 | Trackback | Comments(0)

       ★… 2月のお稽古貴人清次】 (お薄)(濃茶 …★
貴人に随伴者がある場合で、お供にもお茶を差上げる場合の点前です。貴人を「清」・お供を「次」といいます。貴人には茶碗は貴人台・お菓子は高杯を用いるが、お供には普通の道具で致します。 四畳半以上の席では台子・棚を用い、風炉と炉の点前があります。
              ☆ 2月08日 【貴人清次】 (お薄
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貴人というのは“高貴なお方”ということで、現代ならさしづめ皇族の宮様でしょうか。
このような高貴なお方に、おそらくお茶をお点前する事など一生無縁でございますが・・・。
とはいうものの知らなくてもいいと言うものでもないようです。このお点前は、たとえば会社員ならトップや取引先の重役などを主客として迎えた時などに必要かも知れません。まぁ、お稽古しながら、貴人さんになってお茶を頂くのも良いものです。
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★↑↓このお点前の特徴は貴人さんを特別扱いに致します。貴人さんには、茶碗は貴人台・お菓子は足つきの高杯を用います。茶筅や茶巾も貴人と家来の分を使い分け、お茶杓やお茶碗は使い捨てになる贅沢なお点前です。
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『清次』きよつぐさんって御付きの家来のこと。“つぐ”は「次客」の「次」なのです。このお点前は清次さんが一番動き回ります。
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裏千家では、『貴人清次』のお点前の時の供茶碗(つまり清次さんのお茶碗)の時だけ、煤竹の茶筅を使います。茶巾のたたみ方もお供には千鳥茶巾といっていつものたたみ方と違うたたみ方です。清次さん用の茶巾は帯のふくら雀の形に折ります。可愛いらしい風情でもあります。そして茶巾は千鳥板を使い板の上に載せます。
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           ★軸〓松樹千年翠(しょうじゅせんねんのみどり)
『過ぎ行く季節にも左右されず、また年月を経ても変わらず、青々と美しい緑を保ち続ける松。移ろいやすい世の中で常に変わらないものこそ万古不易の真実の象徴であるという意味をもった言葉です。日々、変わりゆくものに目を奪われがちですが、『真理』という常住不変のものを見失わないように過ごしていきたいものです。
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           ☆ 2月21日 【貴人清次】 (濃茶
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貴人茶碗を運びお点前の始まり。
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お点前を終え柄杓・蓋置きを飾りつけて下がります。
by hime-teru | 2007-02-24 00:13 | お茶会の記録 | Trackback | Comments(0)

  ★… 平成19年度・初釜 …★  H19.1.12
  床飾り・ しだれ柳 (結柳)昨年の H18.1.13 の記事を参照下さい。
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*1月12日初釜・浅草にて
【初釜】新年最初に行なうお茶会でお濃茶・お薄茶・そして、懐石料理を召し上がって新年をお祝いするお茶会です。今年も見事な柳(結柳)です
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縁起物のお飾りです。
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そして「谷崎潤一郎」の直筆のお軸
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懐石料理を松花堂のお重にて
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     ◎~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~◎ 
          ★…1月のお稽古 … ★  *(写真はありませんが)
         1月18日 【長板総飾り】・【包み帛紗】
☆軸〓「彩鳳舞丹霄」(さいほうたんしょうにまう)
彩鳳とは、五色の羽を輝かせて舞う鳳凰を指し、泰平の世に現れる幻の鳥。丹霄は澄み切った大空のこと。澄み切った大空に色彩鮮やかな鳳凰が美しく舞う情景です。天下太平、平穏無事を表すお目出度い言葉と言うことで年頭の茶会にもちいられます。
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・ 【長板総飾り】 杓立、建水、水指を飾りお点前を致します。  
・ 【包み帛紗】  取合せの都合で棗を濃茶器として用いる場合で帛紗で包んで仕覆の代わりとします。従って棗を中心に扱った濃茶点前となります
         1月25日 【唐物】・【続き薄茶】 
・ 【香合】 今年の干支の亥
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・ 【唐物】
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・【続き薄茶】
茶事では後座になると、濃茶、後炭、薄茶の順で行われるのですが、連客中に帰りをいそいぐ人がある場合とか亭主側のほうで特別な趣向があって時間を短縮したいような時に、後炭点前を略して濃茶後半から続けて薄茶点前にかかることがあります。この点前を続き薄茶といいます。特に、朝茶事・夜咄の茶事などでは続き薄茶が約束になっています。
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by hime-teru | 2007-02-23 23:48 | お茶会の記録 | Trackback | Comments(0)

                     ★… 【土佐水木】 トサミズキ …★
                       撮影はH19・2/21 我が家にて
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マンサク科の落葉低木。幹は黄褐色よく分枝する。葉はやや厚く卵円形、花は葉よりも先に開き淡黄色の蝋弁花が7~8個、長さ5cmほどの穂をなして垂れ下がる。花序の軸には毛が密生する。おしべは5本。子房は2室でおのおのに1つずつ胚珠をもつ。果は2室で硬い2枚の果皮に裂ける。果実は長楕円形さく果で黒いつやのある二種子がある。
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春の到来を告げる花の一つで生け花やお茶花に使われます。江戸時代から観賞用に栽培され現在でも各地で庭園樹として普通に栽培されている。
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暖かい気温に誘われ眠りから外の様子をうかがっています。
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蝋弁花です。
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福寿草・ロウバイ・マンサク・オウバイ・土佐ミズキと早春は黄色の花が目立ちます。
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花名は高知県に分布し蛇紋岩地や石灰岩地に生える。葉がミズキに似ていて土佐で発見されたのでこの名がある。
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by hime-teru | 2007-02-21 23:03 | 【た】行の花 | Trackback | Comments(0)

                ★… 【 源氏物語巻名の花 】  巻 43   『紅梅』  紅梅・こうばい …★
                  撮影はH19,2/10 新宿御苑  2/19湯河原梅林にて
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バラ科の落葉高木。早春に葉より早く若枝に花を咲かせます。花後に芳香のある果実を付けます。初春、梅は葉に先だって香高く咲き日本人は万葉以来愛してきました。庭木,盆栽,切花として観賞する花梅の品種はおもに江戸時代に作られ現在でも200以上があるとのこと。大別して原種に近い野梅性。花のつく小枝とがくが緑色をした緑萼あるいは青軸性。古枝の髄まで赤い紅梅性。アンズと交配して作られたアンズ性。秋~冬に小枝が紫紅色になり大輪の花が咲く豊後性。枝のしだれる枝垂性。などの系統がある。

『万葉集』には白花だけが詠まれているが9世紀の『続日本後紀』(869)になると紅梅が顔を出す。↑↓御苑の梅
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紅梅の巻「匂宮」「竹河」と共に「宇治十帖」につなぐための舞台転換のつなぎとして位置づけられています。源氏を主人公とした物語が終わり八年の歳月が流れます。世代交代して新しい主人公が登場します。この巻の中心人物は紅梅大納言(按察大納言)は、故致仕の大臣(頭の中将)息子で柏木の弟、正妻を亡くし真木柱(髭黒の娘)と再婚しています。
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文中より】
※「 園に匂へる紅の色に取られて、香なむ、白き梅には劣れるといふめるを、いとかしこく、とり並べても咲きけるかな」
 意)「園に咲き匂っている紅梅は、色に負けて、香は、白梅に劣ると言うようだが、とても見事に、色も香も揃って咲いている」
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※この東のつまに軒近き紅梅の、いとおもしろく匂ひたるを見たまひて・・・、
 意)この東の端に、軒に近い紅梅が、たいそう美しく咲き匂っているのを御覧になって・・・。
大納言は、中の君を匂宮にと思って紅梅に歌を添えて匂宮に贈ったりもしますが匂宮は気乗りしません。匂宮が殊の外お好みになる花であったから差し上げがいのあると大事にあそばすのであったが・・、一方の匂宮自身の関心は大納言の連れ子の宮の御方にあるのです。しかし、御方自身はわが境遇から考えて結婚自体をあきらめており、匂宮からの熱心な求婚にも応じようとしません。母の真木柱も良縁と思わぬではありませんが匂宮の好色の噂に躊躇するのです。
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楊貴妃↑↓梅の豊後系園芸品種、花は淡紅色で大輪の八重咲き(湯河原梅林にて)
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◆なお、源氏主人公の巻6の末摘花文中にも紅梅の明記がが見られます。
巻6 【末摘花】文中より
※梅はけしきばみ、ほほ笑みわたれる、とりわきて見ゆ。階隠のもとの紅梅、いととく咲く花にて、色づきにけり
 意)梅だけが美しく花を持っていて特別なすぐれた木のように思われたが、緑の階隠(はしかく)しのそばの紅梅はことに早く咲く木であったから枝がもう真赤に見えた。
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若紫が鼻を赤く塗って戯れる姿を見て末摘花を思う文中より。
紅の花ぞあやなくうとまるる 梅の立ち枝はなつかしけれどいでや …源氏独詠歌
 意)紅の花はわけもなくあやなく疎(うと)まるる 梅の立ち枝に咲いた花は慕わしく思われるがいやはや。
常陸宮の姫君に失望して二条院に戻った源氏の君は、御前の紅梅の色づいた蕾をご覧になり末摘花の紅い鼻を思い出して嘆息をつきなさいました。
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「はな」は「花」と「鼻」の意に掛け、「たち」には梅の「立ち枝」を長く垂れ下がった鼻、末摘花を思い出される。末摘花には好意を感じるが、その赤鼻だけは妙に嫌だと源氏は思う。しかし、最後には、あきれながらも不憫に思った源氏は心優しい末摘花の生活の世話をする決心をするのでした。
↓大岩はロックークライミングのトレニング場のようでクライマーが訓練に来ていました。
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       ☆ はゆさまへ  ◎~~ 追加写真です ~~◎
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by hime-teru | 2007-02-20 22:08 | 源氏物語(巻41~巻50) | Trackback | Comments(3)

【ガーベラ】

                          ★… 【 ガーベラ 】 …★
                         撮影はH19,2,4 我が家にて
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キク科の耐寒性多年草。南アフリカ原産。日本へは明治末年に渡来した。日本の山野に自生するセンボンヤリもこれに属する。切り花,花壇用に世界各地で栽培され,改良品種が多い。普通はタンポポに似た根生葉をもち、頭状花の直径が10cmぐらいで,朱色の舌状花をもつものをさしアフリカタンポポの和名もあります。
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半八重、八重と多様な花型がみられる。花色は赤、桃、橙、白、淡紫、黄のほか、複色、覆輪などきわめて豊富である。花期は普通は5~11月であるが、7℃あれば寒中でも開花し15℃以上にすると採花本数を増やすこともできる。
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季節を問わず美しいガーベラの花を見かけない時期がないくらいですね。花壇用、切り花用としてカーネーション、バラに次ぐ需要がある。
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最近は矮性種も作出され鉢植え用で寒さに強い種類が増えて来たように思います。
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このガーベラは昨年11月花が終わりかけで、ぐったりしていた特価品(定価100円也)を買い鉢を一回り大きくして植えかえてあげたら、このような優しい花が開きました。今年は暖冬だからでしょう。濡れ縁の戸外で咲いています。
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by hime-teru | 2007-02-18 00:18 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(0)

         ★… 【 源氏物語巻名の花 】  巻 15 『蓬生(よもぎう)』  蓬・葎 …★
光源氏、須磨明石離京時代、生活の窮乏に耐えながらじっと源氏との再会を待ち続けていた末摘花、昔風の気性の彼女は由緒ある宮家の誇りを持ち続けようと庭木や道具類を所望する者があっても手放そうとせず、邸は蓬(よもぎ)や葎むぐら)のしげる狐のすみかにもなって、盗人さえもよりつかないような貧しさの中で細々と暮らしていました。
↓よもぎ
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【文中より】
浅茅は庭の面も見えず、しげきは軒を争ひて生ひのぼる。は西東の御門を閉ぢこめたるぞ頼もしけれど、崩れがちなるめぐりの垣を馬、牛などの踏みならしたる道にて春夏になれば、放ち飼ふ総角の心さへぞ、めざましき。
☆意)浅茅は庭の表面も見えず生い茂った蓬生は軒と争って成長している。は西と東の御門を鎖し固めているのは心強いが崩れかかった周囲の土築を馬、牛などが踏みならした道にして春夏ともなると、放ち飼いする子どもの料簡もけしからぬことである。
と、彼女の生活の困窮ぶりや邸の荒廃ぶりは悲惨なまでに語られ、由緒ある宮家の姫君とはいえ、女一人で生きることの現実を厳しくとらえられています。
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◆『常陸宮邸の寂寥』
夕日をふせぐ蓬葎の蔭に深う積もりて 越の白山思ひやらるる雪のうちに出で入る下人だになくて、つれづれと眺めたまふ。
☆意)夕日をさえぎる雑草や葎の蔭に深く積もって越の白山が思いやられる雪の中で出入りする下人さえもいなくて所在なく物思いに沈んでいらっしゃる。
・・・・そこへ都に戻った源氏が訪ねます。とてもお踏み分けになれそうにない、ひどい蓬生の露けさでございます。露を少し払わせて、お入りあそばすように」とお供の惟光(これみつ)。
  ↓ 葎(ムグラ)
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★ 尋ねても我こそ訪はめ道もなく 深きのもとの心を。 源氏
☆意)誰も訪ねませんがわたしこそは訪問しましょう 道もないくらい深く茂ったの宿の姫君の変わらないお心を。←巻名になりました。
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再会した源氏が変わらぬ心の美しさに打たれ二条院に引き取って幸せに暮らすという暖かい展開になります。
by hime-teru | 2007-02-16 22:59 | 源氏物語(巻11~巻20) | Trackback | Comments(0)

【カランコエ】

                            ★… 【 カランコエ 】 …★
                          撮影は H19.2.7 我が家にて
アフリカ・マダガスカルに産するベンケイソウ科の多年草。半低木。多くは多肉質の葉をもち種類も多く園芸的には多肉植物として扱われている。
エンゼルランプ型
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紅弁慶とよばれるブロスフェルディアーナの園芸品種が広く栽培され、カランコエと通称されている。鐘形四弁の赤・橙・黄などの小花を群がってつける。
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崖や大きな樹木に着生するタイプ(茎から根を出す。)茎が長くなると下がるように咲きます。葉は丸~卵型のものが対生します。花はベル型でとても愛らしいです。花色は赤~濃い桃です。花期は1~2月。夏の高温多湿に弱く、水を控える風通しよく涼しい場所で管理する。挿し木繁殖が可能です。 
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花は四弁で花柄の先に房状に多数つく。近年は品種改良が進み、桃、赤、橙(だいだい)、黄色など花色も豊富になり矮性の鉢物用が多数ある。繁殖は実生で出来るが普通は挿し葉で容易ににできる。6月ころ川砂に挿し、半日陰にすると3週間ほどで発根する。発根後移植し8、9月に摘芯すると多数分枝し翌春には開花する。
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寒さには比較的強く0℃くらいまで耐える。冬期は室内で育てるが今年は暖冬で屋外でも咲き続けています。じょうぶで日当りと水はけが良ければよく育ちます。
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下垂性カランコエ清水公園の温室にて(昨年の2月の撮影です)
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透明感のある花は輝くシャンデリア。オレンジ色は優しげで愛らしいランプです。スタンドやハンギングに最適です。
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カランコエの原種の産地はマダガスカル島北部のツアラタナナ山、フランスの探検隊が発見した。改良はドイツで始まり、アメリカのドーエルンハイム社が作出した矮性のトム・サム系が普及した。自家増殖が禁じられている植物特許がある品種もあるようです。
 
by hime-teru | 2007-02-14 21:51 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(2)