ブログトップ | ログイン

<   2006年 09月 ( 23 )   > この月の画像一覧

                       ★… 【 白粉花 ・ オシロイバナ 】 …★
                         撮影はH,18,7月、自宅近くの散歩道
オシロイバナ科の多年草。南アメリカ原産で日本へは元禄時代(1688~1704)250年以上も前に日本に渡来したといわれる。
e0039703_21594449.jpg

寒さに弱く冬季地上部分は枯れて春新しい芽が出ることが多い。茎は軟らかく節がふくれている。長さ5~10㌢の卵形の葉が対生する。夏から秋にかけて,赤,黄,白,絞りなどのらっぱ状の花を多数枝先につける。筒状の萼に色がついてアサガオの花のように開く
e0039703_2224281.jpg

花弁のようにみえるのは萼で花弁はない。花は芳香があり漏斗形で色彩に変化が多い。
e0039703_2234814.jpg

名は、黒く熟した種子の内部の胚乳部分の白い粉状をおしろい(白粉)にたとえつけられた日中は蕾、夕方開き翌朝にはしおれる。そのため夕化粧の別名もある。
e0039703_2253520.jpg

球形の果実は基部を萼に包まれ黒く熟する。種子は硬く内部の胚乳部分は白い粉状で江戸時代はおしろいの代用にした。
e0039703_2262946.jpg

e0039703_2264954.jpg

根は葯剌巴(やーらつぱ)の名で蘭薬に使われた。ブラジルでは全草を腹痛や下痢、根を下痢や水腫の民間薬に利用していたとのこと。
e0039703_2274377.jpg

e0039703_2281960.jpg

e0039703_2283972.jpg

e0039703_2213406.jpg

草花として庭や花壇などに植えられるが野生状態のものもある。遺伝学の研究に用いられたので有名である。
by hime-teru | 2006-09-29 22:14 | 【あ】行の花 | Trackback | Comments(0)

                    ★… 【花魁草・おいらん草 & フロックス】 …★
                            撮影は H18、8,1 
花忍(はなしのぶ)科フロックス属の総称。北アメリカ原産で日本には大正初期に渡来したとされる。正式の和名はクサキョウチクトウ(草夾竹桃)と言います。
e0039703_2325118.jpg

一年草と多年草がありますが多年草の方を 花魁草(おいらんそう)と呼ぶようです。ピンク色の5弁花が鮮やかですが 色は白や赤もある。
e0039703_23262476.jpg

e0039703_23264547.jpg

高さ1メートルで花期は6~10月。庭植え用であるが最近は切り花に栽培されている。耐寒性が強くつくりやすいので鉢物として注目されてきました。
e0039703_2327479.jpg

花魁草の名は花の華やかな雰囲気が花魁のよう?だとか、盛り上がった花序が花魁の髪型やかんざしを連想させるとか?花の香りが花魁(おいらん)のおしろいに似ているとか?さまざまですが、ご覧のように華やかな花のイメージが花魁の艶姿に見立てて花魁草と親しまれて呼ばれるようになったのではと思います。
e0039703_2331211.jpg

※ちなみに、「フロックス」は、ギリシャ語の「炎」が語源のようです。
e0039703_23322266.jpg

※参考 花魁(おいらん)とは、上級遊女の別称。語源としては口語体から発生し漢字は当て字である。洒落本には、姉妓、姉娼、全盛、妹妓など多数の当て字が使われている。
その中で、ものいう花(美女)の魁(かしら)という意味をもつ花魁が広く使用されて代表的文字となった。語源の「花魁」は尊称的美称であって職名でないため、どの階級の遊女がこれに相当するかは一定していない。花魁の称が一般化した明和(1764~72)ごろ。吉原では太夫が衰滅して散茶がこれにかわった時代であるが散茶のなかの最上格である呼出しを初めは「花魁」とよんだという。呼出しは張り見世をしない別格であったが次位の昼三(ちゆうさん)や、その下の座敷持(ざしきもち)なども花魁とよぶようになった。
by hime-teru | 2006-09-28 23:33 | 【あ】行の花 | Trackback | Comments(0)

                       ★… 【草花火】 くさはなび …★
                        撮影は H18、8,9 我が家にて
スベリヒユ科、原産地はアメリカ南西部からメキシコ、耐寒性の強い塊根種です。
e0039703_21372710.jpg

花は径1㌢の小さな花、葉はマツバギクに似ていて多肉質。茎は細く20~30㌢。冬期は地上部は枯れてしまいます。育てやすい。
e0039703_2142103.jpg

誰がつけたか「くさはなび」花火が打ちあがった時のように、細い細い茎が伸びて、その先にかわいらしい鮮やかな赤紫の花が線香花火のように散らばります。おしべの黄色が鮮やかで目を奪われます。
e0039703_21423924.jpg

根元から切り花を下にすると線香花火のように見えるところから名が付いたそうです。
e0039703_214386.jpg

花は一日花で午後から夜まで咲くという意味ありげな花でが、私のお気に入りの花です。
     ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆

                ★…  【白鷺かやつり草】 シラサギカヤツリソウ …★
カヤツリ草科、半耐寒性多年草。北アメリカ地方原産。水生植物で初夏に開花、10月まで観賞できます。
e0039703_21561657.jpg

草丈30~40㌢。性質は堅強で地上部は枯れますが越冬可能です。
e0039703_224322.jpg

白い風車草様な上に鮮明な白い花が乗ってるようなユニークな花姿です。白鷺が飛んでいる姿を思わせる白い総苞が涼しげです。
e0039703_21581266.jpg

 我が家の食卓のテーブルで涼を楽しませてくれました。そろそろ花も終わりです。
e0039703_2159294.jpg

by hime-teru | 2006-09-27 22:09 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(2)

                      ★… 【 彼岸花 】 ヒガンバナ …★
ヒガンバナ科の多年草。マンジュシャゲ(曼珠沙華)ともいう。曼珠沙華は法華経に出てくる梵語で赤い花を意味します。柔らかな天界の花を意味し、これを見るものは悪業を離れるとされています。秋の彼岸の頃に咲くことから「彼岸花」と名付けられています。
e0039703_034837.jpg

今日で、秋の「お彼岸」が明けます。鮮やかに赤く燃える花が秋空の澄んだ青に染まるこの時期、私はやはり父の面影を追ってしまいます。父が黄泉の国へ旅立った歳を私はとうに越えてしまいました。父は春と秋のお彼岸には必ず会いに来ますが、私が天上界に行ったら星の数の中から探し出すのは容易なことではありません。ゆっくり話せるには、やはり、この世で元気に暮らさねばと、つくづく思うお彼岸です。
e0039703_054239.jpg

★つきぬけて 天上の紺 曼珠沙華 …………山口誓子
 (※ 紺碧の秋の空に突き抜けて咲いている曼珠沙華) 

秋の初めに突然真っ赤な花だけが地上に現る。曼珠沙華はこの世とあの世の境に咲く花なのでしょうか?本来は「天上の花」の名とされていることから、この世で眼にすることで彼岸に想いを馳せるにふさわしい花なのかも知れません。
e0039703_094160.jpg

子供からお年寄りまで誰でも知っている彼岸花が、昔から、歌にも、物語にも、日本の文学にも登場してこないのはどういうことなのか?不思議な事でした。人は何か美しいものや衝撃的なものに出会った時、言葉や文字で気持ちを表現するわけですが、その形跡が見あたりません。千年以上の長きに渡って「彼岸花」は人々の目に触れなかったのでしょうか?それとも、花の分布が極端に狭く、長い世代、忌み嫌う教えが伝えられてきて、彼岸花」の記録がタブーだったのかも知れませんね。
e0039703_0163320.jpg

ヒガンバナは江戸以前の古典や文献には登場しませんが、現代の作品には、しばしばとり上げられて、自己主張し始めました。江戸・明治から、この花は正しく認識(理解)されない時代を地下でジ~と耐えしのびエネルギーを蓄えて、彼岸を待つように自由を取り戻したのではと思います。
e0039703_0235171.jpg
自宅の庭に植えても揶揄する人はいなくなりました。迷信を超えた花の良さを人々が理解してきた証拠です。恐ろしい花のイメージは科学の力で迷信から開放され、秋風が吹くたびに紅の漣(さざ波)が独特の妖艶さを素直に表現しています。
e0039703_0245754.jpg

寺院の境内や墓地をはじめ土手や田の畦など人里に生えているので、シビトバナ(死人花)と忌み嫌われていたこの花ですが、古くはネズミや獣による土葬の死体荒らし対策や畦や土手にはネズミやモグラの穴あけ防止、畦の崩壊を防ぐ役割を担っていたのです。
e0039703_0261341.jpg

ヒガンバナはアルカロイドのリコリンを中心とする猛毒成分を含むが、中国では腫れ物などの湿布剤に。球根を砕き水に溶かした殺虫剤や乾燥させた粉末を殺鼠剤に使い球根のデンプンを織り糸の糊料や紙漉きの粘料にし救荒時の食物にしたようです。
日本でも幾度も水にさらして食用にし球根をすりおろした汁を一滴湯飲みの水に入れて飲みジフテリア様の症状の治療に使ったという民間伝承も残る。(毒抜きが十分でないと死亡するとの注意書きアリ)。
e0039703_0274180.jpg

最近、あちこちに彼岸花の名所が出来てきました。皇居の内堀に面した土手の群落も、今頃、真っ赤に染まって天を仰いでいるかも知れません。
by hime-teru | 2006-09-26 00:33 | 【は】行の花 | Trackback | Comments(2)

☆…白馬の花写真はこのあたりで(秋の花が出番を待ち望んでいますから)…☆
登山者のために木道の修理の材木やトイレの汚物などを運んでいました。美しい自然を壊さぬよう最前のマナーを忘れずに、来年も、又、白馬を訪ねたいと心から思います。
e0039703_17351324.jpg

          ☆… 七竈のわくら葉と小さな秋を前に …☆
e0039703_17363272.jpg

e0039703_17383954.jpg

e0039703_2342245.jpg

自分では動くことのできない植物はいろいろな方法で種族を広げます。風に乗って飛ぶ綿毛や羽のついた種。水に浮かんで流される実。動物や人の体にくっついて運ばれる種などなど。実のなる木は鳥やけものに食べ物というごほうびを与え種を運んでもらうことを選択、鳥や動物のお腹を通過しなければ発芽しない植物も多々ありますね。
              ★… 深山樒(しきみ)の実 …★
ミヤマシキミ(深山樒)は背の低い常緑の木で葉が有毒で特に秋に赤くなる実を食べたりすると激しい痙攣を起こすとか。 シキミと同じく悪しき実の意味の、アがとれて「シキミ」という名が付いたという説があります。
e0039703_2375360.jpg

     ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
                   ★〓 花も数枚・・・〓★
            ★… 【姥百合】ウバユリ と 【笹百合】ササユリ …★
                     【姥百合】ウバユリ 
ユリ科の大型多年草。夏に茎の上部が花序となり数個の花を横向きにつける。花は緑白色。6枚の花被片から成るらっぱ形。花盛りのころには根元の葉が枯れてなくなることから「葉のないユリ→歯のない姥ゆり」という駄洒落でつけられたような名です。しっとりとした落ち着きのある品の良いユリですのに・・・・。
e0039703_23183365.jpg

※ちなみに、似たような名前の「姥桜」本当の意味は娘盛りの年頃を過ぎても、尚美しい器量を保っている女性のことを言うのですが。なんとも可哀相な名前を頂いたものですね。
              ……………………………………………
                     【笹百合】 ササユリ 
ユリ科の多年草。本州中部以西の山地に生える。葉は幅が狭く長くササの葉に似ているところからこの名がある。夏、茎の先に数個の花を横向きに開く。花は大きく径10㌢内外の漏斗状。花被片は淡紅色。番茶も出花?純情なユリというイメージです。おしべの葯も濃い赤褐色をしていて美しい。
e0039703_23205160.jpg

                     【山荷葉】 サンカヨウ
メギ科の多年草。夏に茎頂に白い6弁花を数個,散状につける。荷葉とは、ハスの葉を意味するそうですが、大きさ以外は似ていません。漢名からきたもののようです。
e0039703_23251889.jpg

                   【猩々袴】 ショウジョウバカマ  
葉は横に広がってロゼット状。花は広い鐘形で淡紅色から紫色までいろいろある。名は、赤い花を猩々(想像上の動物でサルの1種である)の顔に、下に広がった葉を袴(はかま)に見立ててつけられたようです。
e0039703_23255356.jpg
 
                   【白山千鳥】 ハクサンチドリ
白山に数多く生息することから「ハクサン」花の形が千鳥の飛翔する姿を連想させることから「チドリ」と付きました。千鳥とは、数多くの鳥を意味します。
e0039703_23262980.jpg

                 【伊吹麝香草】 イブキジャコウソウ
葉はハーブの1種に似た香りがある。小低木で茎は地を這うように広がる。
e0039703_2326576.jpg
    
※白馬岳(しろうまだけ)
後立山連峰の主峰。この山と南の杓子岳、舶ヶ岳を合わせて白馬三山(はくばさんざん)という。標高は2,933mで飛舞山脈北部では立山、劔岳に次ぐ高峰。長野、富山の県境に位置し頂上北方1kmの三国境で新潟県とも接している。古くは周囲の山々を含めて蓮華(れんげ)山、白馬岳は大蓮華山とよばれ、山頂北東の小蓮華山(2,769m)や北東麓の蓮華温泉(新潟県糸魚川市)にそのなごりがみられる。白馬岳は残雪が多く北東斜面に白馬沢雪渓、南東斜面に大雪渓があり頂上付近にも大小の雪田が散在し融雪水が高山植物の繁茂をささえているのである。
by hime-teru | 2006-09-24 23:29 | 白馬の花・風景 | Trackback | Comments(4)

      ★… 【 水引草 ・ ミズヒキソウ 】 …★
        撮影はH,18,9,18 我が家にて
タデ科の耐寒性多年草。日本全土の山地や林の縁辺、藪の中等に普通に生える。茎の高さは40~80㌢あらい毛が多く生え葉は短柄があり楕円形で先がとがる。葉の基部に葉鞘と呼ばれる褐色で薄い膜質の筒があり縁は裂けて粗毛となる。
e0039703_21163045.jpg

長い茎に小さな紅や白い小花はお洒落で可愛い。花穂が長く水引状になることから「水引草」の名がある。花の色も、上から見ると赤、下から見ると白い、その名のように熨斗袋に使う水引ですね。赤い花は目立つので比較的見つけやすい。
e0039703_21553361.jpg

花は8~10月に枝に穂状に疎らで短柄がある。花被は帯紅色または白色で4裂し花弁はない。痩果は卵形で宿存萼に包まれる。花が白色のものや紅白が混っているものなどがある。い花のものを「銀水引」紅白まじりのものを「御所水引」という。ミズヒキグサ。漢名では毛蓼。
e0039703_2120995.jpg

い花もい花も細い穂状の花で慶事の金封などに用いられるミズヒキに見立てた名前の由来です。秋の名草の一つに数えられます。
e0039703_21214991.jpg

ギンミズヒキが昨年撮影の1枚しかなく残念ですが、又の出会いの機会にと思っています。水引のような花は小さくてピント合わせに苦労します。地味な花ですが群れて咲く様子は里山の秋の風情を充分に楽しませてくれる趣のある優しいお花です。
                   ↓撮影は目黒教育園にて
e0039703_2128222.jpg

☆『のちのおもいに』 
     水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない 
           しずまりかへった午さがりの林道を・・・  立原道造 (詩人、建築家)
e0039703_21351574.jpg

10月になるとお茶のお点前が風炉の名残の時期となりミズヒキは秋草の主役にこそなれませんが秋らしさをさらに醸し出してくれる脇役として、なくてはならない花です。花は野にあるように・・・残花と共に侘びた調子で篭に入れます。若葉は油いためや和え物や揚げ物などにして食べられる。 
by hime-teru | 2006-09-24 23:25 | Trackback | Comments(2)

                 ★… 【高灯台】 タカトウダイ …★
トウダイグサ科の多年草。アジア東部の温帯に分布し日本では本州、四国、九州の山野に生える。茎は直立し高さ70㌢内外に達し細かい毛がある。全草に白い乳液を含み傷つけると分泌する。葉は互生し長さ3~8㌢の披針形。茎の先に披針形の葉を5枚輪生しその基部から各1本の枝が傘形に出る。
e0039703_23431130.jpg

6~7月頃、茎の頂部に黄緑色の杯状花序をつける。小総包は癒合して壺状となり内部に数個の雄花と1個の雌花がある。雄花はおしべ1本、雌花はめしべ1本でできていて花被にあたるものはない。
e0039703_23434147.jpg

        ★∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽★
              ★… 【白山大戟】 ハクサンダイゲキ …★
花序は七ミリほどのつぼ形で花弁はない。茎や葉の白い乳液は有毒。漢方ではこの根茎を干したものを大戟(たいげき)と呼び利尿剤に用いるが毒性で強い。
e0039703_2347416.jpg

       ★∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽★
                 ★… 【駒草】 コマクサ …★
ケシ科の多年草。高山植物として珍重される。本州中部以北の高山砂礫地に生える。全体は粉白を帯びた緑色で葉はすべて根生し細かく裂けている。
e0039703_23524621.jpg

夏に高さ10㌢ぐらいの花茎を出し数個の紅紫色と白色の花をつける。白色のコマクサもあります。
e0039703_23532164.jpg

e0039703_23535950.jpg

コマクサという名は細長い花冠の形が馬の顔に似ているためという。
e0039703_2355136.jpg

e0039703_23555119.jpg

 
by hime-teru | 2006-09-23 23:53 | 白馬の花・風景 | Trackback | Comments(4)

            ★… 【小梅恵草】 コバイケイソウ …★
本州中~北部の高山の湿った草地に群生するユリ科の多年草。茎は太く高さ1㍍に達し、葉は長楕円形、縦じわがあり基部は鞘(サヤ)となって茎を包む。夏に茎頂に長さ20㌢内外の花穂を総状につける。花序は密につき花が純白で美しい。花被片は6枚で雄しべより短い。
e0039703_0513734.jpg

近縁のバイケイソウは山中にはえ前者より大きい。花被片は白淡緑色で雄しべより長い。ともに有毒植物で根が殺虫剤になる。
e0039703_035821.jpg

    ★∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽★

               ★… 【田村草】 タムラソウ …★
キク科の多年草。根茎はやや太い木質で茎は直立し高さ1.5㍍に達する。葉は大形で羽状に切れ込み質が薄く刺はない。8~11月、茎の上部に枝を分けその先に大きな赤紫色の頭花をつける。
e0039703_0335990.jpg

頭花は中性の細い管状花と両性の太い管状花からなり花柱の先は2分して開出する。
アザミの類に似るが葉に刺がなく花柱分枝が開出し冠毛が羽毛状でないなどので異なる。山地の開けた草地や高原に生え本州から九州に分布する。
e0039703_0345033.jpg

    ★∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽★

          ★…【黒唐飛廉】 クロトウヒレン(シラネアザミ) …★
 キク科の多年草。8~9月、アザミの花に似た花をつける。本州中央部の高山の海抜1500~2500㍍の日当りのよい草原に生育する。
e0039703_0381669.jpg

 花柄はほとんどなく花は茎の先に1~3個付く茎葉は卵形で先は尖る。
e0039703_057189.jpg

    
by hime-teru | 2006-09-22 23:53 | 白馬の花・風景 | Trackback | Comments(2)

                ★… 【 黒豆の木】 クロマメノキ …★
ツツジ科の落葉低木。北半球の冷温帯や高山に広く分布し日本では北海道,本州中部以北の高山に自生する。高さ約1㍍に達し多くの小枝を出し葉を密につける。葉は小さく倒卵形で面は白色を帯びる。夏に枝先に数個の花をつける。花冠は淡紅白色、壺形で先が浅く5裂し中におしべ10本,めしべ1本がある。果実は球形で熟すると黒紫色になる。果実は生で食べたりジャムや果実酒の原料にする。浅間山の近くではアサマブドウと呼ばれている。ブルーベリーの仲間。
e0039703_2346676.jpg

        ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
              ★… 【 綿菅】  ワタスゲ …★
カヤツリグサ科の多年草。北半球の冷温帯に広く分布し、日本では本州中部以北の湿原にしばしば群生する。大きな株をつくり茎は円柱状、高さ40㌢。葉は線形で茎の下部から上向きに出る。
e0039703_23491884.jpg

夏に1花穂を出し多数の花をつける。子房の下に白くて長いひげ状の毛があり花後に伸長して綿のようになる。サギスゲによく似ていて混同されるがサギスゲは地下茎が長くはい花穂も多数出る点で区別できる。
e0039703_0502354.jpg

       ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
              ★… 【四葉鵯】 ヨツバヒヨドリ …★
キク科の多年草。北半球北部の温帯に広く分布する。北海道と本州北部、四国の山地に生える。茎は直立して分枝せず数本が叢生し高さ1㍍内外となる。葉は3~4枚が輪生し長さ10~15cmの披針形。8~9月に散房花序を頂生し頭花は少数の淡紫色の管状花から成る。痩果の冠毛は白色。
e0039703_23513474.jpg

          ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
              ★… 深山飯子菜】 ミヤマママコナ …★
ゴマノハグサ科の半寄生の一年草。ママコナに似るが包葉の先端はやや丸みを帯び、葉腋に花を1個ずつつける。花冠は下唇(かしん)の基部に黄色の斑点(はんてん)がある。深山の疎林下に生え北海道西南部、中部地方以北の本州、中国地方に分布する。
e0039703_23553182.jpg

by hime-teru | 2006-09-21 23:52 | 白馬の花・風景 | Trackback | Comments(0)

 黄色の花々6種…… 【深山秋の麒麟草】 【反魂草】 【立金花】 【玉川不如帰・杜鵑】 【深山金鳳花】 【金黄花、金光花】
      ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆ 
          ★… 【深山秋の麒麟草】 ミヤマアキノキリンソウ …★
キク科の多年草。高山の礫混じりの草地に生える。低地に多いアキノキリンソウの高山型で茎は直立、上部は分枝して花序となり黄色の頭花は舌状花と筒状花からなる。丈は20-30㌢アキノキリンソウより小さい。日本全土および東アジアの暖~温帯に分布し日当りのよい山地にはえる。基部の葉はスプーン形であるが中部から上部になるにつれ柄が短く卵形披針形となる。
e0039703_2330413.jpg

8~10月、分枝した枝に多数の頭花をつけ開く。頭花は数個の舌状花と筒状花からなる。花は直径1.5㎝ほどで大きく、やや少ないが茎頂に密につき華やかな感じがある。ただし中間型もありどちらとも区別の付けにくいものもある。
e0039703_2332636.jpg

和名は花の美しさをベンケイソウ科のキリンソウに例えたもので秋に咲くところから秋の麒麟草の名がある。別名アワダチソウ(泡立草)。花の集まったようすを酒をつくるときに出る泡に例えたもの。
         ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
                ★… 【反魂草】 ハンゴンソウ …★
キク科の多年草。茎は直立し高さ2㍍に達する。茎葉は柄があって互生し7~9月、茎頂に大形の散房状花序をつくり径約2センチの黄色の頭花を多数つける。頭花は舌状花が5~7個と多数の管状花からなる。高原や深山の湿った草地に生え中部地方以北の本州北海道に分布する。
e0039703_2337239.jpg

若い茎はフキのような風味があり食用となる。春菊のようで野趣あふれる香りです。
e0039703_23372615.jpg

反魂とは死者の魂を呼び返す意味。江戸時代は薬として栽培されたらしい。焼いてその灰を湿疹の治療に使い根を煎じて性病や関節炎の患部を洗った。北海道のアイヌはオオウバユリの鱗茎をつぶしてどろどろにした中にハンゴンソウの葉を入れ粘りをとったという。
         ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
                ★… 【立金花】 リュウキンカ …★
キンポウゲ科の多年草。エンコウソウとも。北半球冷温帯の湿地や流水中に生じる。地下に短い根茎があり太い根を出す。茎は太く多肉質で下半部は地面をはうように伸びる。各節から根をおろす。根出葉には長い柄があって葉は径4~8cmの腎円形で縁に低い波状の鋸歯がある。
e0039703_23473743.jpg

湿原の植物としては、やや富栄養な場所に生育しているが、昔は山の田の畦などにもよく見られたそうです。ミズバショウやザゼンソウを除くと湿原の植物としてはもっとも早い季節に花を咲かせる植物であり湿原の春を彩る植物である。夏には他の植物に覆われて見えなくなってしまうが、緑葉は維持している。短い春に一年の栄養分を蓄えるものと思われる。寒冷な地方では夏にも開花がみられます。
e0039703_23492340.jpg

立金花とは花茎が立っていて黄金色の花をつけるところから名付けられました。
         ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
           ★… 【玉川不如帰・杜鵑】 タマガワホトトギス …★
ユリ科・亜高山~高山に生える多年草。山地の樹下や谷筋の湿った岩場や渓流沿いに生えて最も冷涼な地域にも分布する。高さは100㌢前後で6~7月に黄色い派手な花を咲かせます。平らに開かず斜め咲きで花柱が3つに裂けさらに二股になる。庭に植えられるホトトギスの植物の仲間です。
e0039703_2354573.jpg

以前は手を伸ばせばすぐ届くようなところにたくさん生育していましたが、最近ではあまり見られなくなりました。花色は黄色で紅色の斑点が花の中にあり花柱が特徴です。
e0039703_23562526.jpg

名は京都府井手の玉川の名をとってつけられました 。ホトトギスは通常秋に咲きますがタマガワホトトギスは初夏に開花する事があります。
          ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
              ★… 【深山金鳳花】 ミヤマキンポウゲ …★
キンポウゲ科の多年草。中部地方や北海道のお花畑を彩る代表的な高山植物でより低所に生育するキンポウゲに似るが茎に伏した毛がある。根茎は太くて短く直立し上部は枯れた葉柄におおわれる。茎は高さ10~50㌢葉は単葉で深く3~5裂する。
7~8月、径約2センチで光沢のある黄色花を開く、おしべは多数、集合果は球形。
e0039703_061049.jpg

          ☆∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽☆
              ★… 【金黄花、金光花】 キンコウカ…★
ユリ科の多年草。中部以北の山中で多湿の草原に群生する。根茎は細く地下をはう。葉は根生し剣状。夏に20~35㌢の花茎をぬき出し総状花序に鮮黄色の花を多数つける。個々の花は小さく径6~8mmで6枚の花被片が星形に平開する。
e0039703_024275.jpg

花の色がわずかにオレンジがかった黄色の黄金色なのでこの名前が付いている。時には群落を作るため一帯が黄色に染まる。
        
by hime-teru | 2006-09-20 23:50 | 白馬の花・風景 | Trackback | Comments(0)