ブログトップ | ログイン

【源氏物語文中の花】   『巻1桐壺.巻28野分.巻46椎本.巻50東屋』    萩・芽子・はぎ

  ★… 【 源氏物語文中の花 】    『巻1桐壺 ・ 巻28野分 ・ 巻46椎本 ・ 巻50東屋』    萩・芽子・はぎ …★
                         撮影はH19年9月我が家にて
◇◆先に秋の七草や桐壺でアップ致しましたが、源氏の文章にて「小萩」で記載してあります文章をピックアップして、萩(江戸絞り)に可愛らしい子供を暗喩してみました◆◇
e0039703_16394513.jpg

マメ科ハギ属の総称。落葉低木または多年草。夏から秋に上方の葉腋に花序を作り数個から十数個の花を対生状につける。枝が垂れる物もある。花は紅紫、白、帯黄白色の蝶形花で普通は長さ0.5~1.5センチ。開花時に旗弁は立ち上がる。後に莢(さや)を結ぶ。
e0039703_1615091.jpg

秋にくさの冠を頭に載せて秋の代表的な草の女王様。秋の景物として、早くから『万葉集』の歌に数多く詠まれてきました。秋の七草の一つでもあります。
e0039703_16152040.jpg

ハギの語源は「生え芽」説が広く受け入れられているが、ハギの枝は箒に使われるので「掃き」に由来したとも考えられる。(小豆島などに残る)
e0039703_1616834.jpg

     ∞∞∞文中の小萩→【桐壺】【野分】【椎本】【東屋】∞∞∞

巻1【桐壺】
文中)宮城野の露吹き結ぶ風の音に小萩が本を思ひこそやれ … 帝の歌
我が子の身を案じる意の歌。「宮城野」は歌枕。宮城県仙台市東部の野、萩の名所として名高い。ここは宮中の意。「露吹きむすぶ風」は、野分が吹いて急に寒くなり萩に露が置くようになり風が吹いてはその露を散らそうとする気掛かりなさま。「小萩」は歌語。子供を暗喩し、「露」は涙を暗喩する。
文中)荒き風ふせぎし陰の枯しより小萩がうへぞ静心なき・・・・
意)荒い風を防いでいた木が枯れてからは小萩の身の上が気がかりでなりません・・・」
e0039703_16164893.jpg


巻28【野分】
文中)南のおとゞにも、前栽つくろはせ給ひけるおりにしも、かく吹き出でて、もとあらの小萩はしたなく待ち得たる風のけしきなり。
)南の御殿でも、お庭先の植え込みを手入れさせていらっしゃったちょうどそのころ野分が吹き出して、株もまばらな小萩が、待っていた風にしては激し過ぎる吹き具合である。枝も折れ曲がって、露も結ばないほど吹き散らすのを、少し端近くに出て御覧になる。
e0039703_16173290.jpg


巻46【椎本】
★<b>文中)牡鹿なく秋の山ざといかならむ小萩が露のかかる夕ぐれ  … 匂宮
)牡鹿の鳴く秋の山里はいかがお暮らしでしょうか小萩に露のかかる夕暮時は。 
e0039703_1618686.jpg


巻50【東屋】
文中)しめ結ひし小萩がうへもまよはぬにいかなる露にうつる下葉ぞ … 北の方
)囲いをしていた小萩の上葉は、乱れもしないのにどうした露で色が変わった下葉なのでしょう。
文中)宮城野の小萩がもとと知らませば露も心をわかずぞあらまし … 少将
)宮城野の小萩のもとと知っていたならば 露は少しも心を分け隔てしなかったでしょうに。
e0039703_1638314.jpg

トラックバックURL : https://yasounikki.exblog.jp/tb/6474353
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by nageire-fushe at 2007-09-17 17:21
江戸絞りって花も葉もコンパクトで可愛いですね。
萩といえば、自分は白萩が好きです。
あと思い出すのは、歌舞伎の仙台萩です。
Commented by hime-teru at 2007-09-17 17:38
「江戸絞り」は、あまりにも愛らしい萩なので買ってしまいましたのです。
鎌倉の萩のお寺「宝戒寺」の白萩は見事ですよね。
白萩は清楚で美しい。写真は寂しげに撮れてしまうが・・・・。
白萩も仙台萩も撮影済みですので、そのうちアップしてみたいと思っております。
by hime-teru | 2007-09-17 16:27 | 源氏物語(巻1~巻10) | Trackback | Comments(2)