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【源氏物語文中の花】 巻36 『柏木の巻』  (その2) 楓 (若葉)

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カエデ】→紅葉〔楓〕
カエデ科カエデ属の総称。モミジともいうが、これは紅葉するという意味の動詞「もみず」の名詞化したもので、秋に紅葉する植物の代表であるカエデ類をさすようです。
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植物分類上はカエデとモミジはともにカエデ属樹木を表す同義語であるが、園芸界ではイロハモミジ、オオモミジ、ハウチワカエデなどイロハモミジ系のものをモミジといい、それ以外のイタヤカエデ、ウリハダカエデなどをカエデとして区別する習慣がある。
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日本は世界のカエデ類の野生種の中心地の一つであるが、園芸上も世界に類をみない発達を遂げた。モミジを含め、名の残る品種数は200を超す。カエデはすでに奈良時代に栽培下にあったことが、『万葉集』の「わが屋戸(やど)に 黄変(もみ)つかへるで 見るごとに 妹を懸けつつ 恋ひぬ日は無し」で明らかである。
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”かへるで”はカエデの古名で葉の形がカエルの手に似ることに由来する。後に「る」が省略された。楓は京都に多いイロハカエデ(イロハモミジやタカオモミジ)の別名。品種は江戸時代に爆発的に増加した
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日本では一般にはカエデに楓の漢字をあてるが、中国で楓とはマンサク科の植物であるフウのことでカエデは槭と書く。
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簡単に柏木のあらすじ
源氏、准太上天皇時代、柏木の病と遺言と死去の巻です。柏木の病気は、回復の兆しのないまま新年を迎えます。父母の悲嘆をよそに自分の前途は死しかないと思うようになり、病床から女三の宮へ文をおくり宮への思いを訴えます。

女三宮は柏木の子(後の薫)を生み出家致します。またしても六条御息所の死霊が出現、六条院の悲劇を嘲笑いたします。病の柏木は生きる望みをなくし見舞った夕霧に後を託して亡くなります。父大臣(元の頭中将)ら親族だけでなく今上帝をはじめ世間の誰もが柏木の若すぎる死を惜しみます。

わが子ならぬ赤子を抱いて光源氏はかつての自分の罪の重さを思うのでした。
源氏は自分が一生涯恐ろしいと思っていた事(継母藤壷との過ち)の報いなのか……。
この世で、このような応報を受けようとは……」と苦しみます。

女三の宮は出家を決意、源氏、女三の宮の出家に狼狽するのですが・・・。
秋がきました。柏木の形見の薫は、もう這うようになり、その成長につけても、源氏の思いは複雑です。
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by hime-teru | 2007-08-15 22:45 | 源氏物語(巻31~巻40) | Trackback | Comments(0)