ブログトップ | ログイン

【山法師・ヤマボウシ】 

                   ★… 【 山法師 】 ヤマボウシ …★
                     撮影はH19年 &18年日光市上今市。
ミズキ科の落葉高木でヤマグワ(実の表面が桑の実に似ているので)ともいう。北海道を除く日本各地および朝鮮半島に分布し各地の山野に普通にみられる。幹は直立し高さ10mに達し多数分枝する。葉は対生し楕円形ないし卵円形。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_2025169.jpg

初夏から夏に短枝の先端に短い柄のある頭状花序をつける。この花序全体を4枚の大きな白色の包葉が包み花弁のようにみえるが本来の花は小さく淡黄色の目立たない。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_2026121.jpg

花弁4枚とおしべ4本、めしべ1本でできていて数個ずつ頭状に集る。果実は球形の集合果となり秋に赤熟して食べられる。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20273013.jpg

花水木との違い。咲く時期が花水木より1ヶ月ほど遅いことや花の先端がとがっている事(花水木は丸い)果実も山帽子は集合果(花水木は集合果にはならない)ので区別できる。集合果は撮影次第追加UP致します。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_2028304.jpg

日光街道の杉並木の東、街道と平行して山帽子の白やピンクの並木は男体山から流れる清らかな水辺で訪れる人々に潤いを与えています。時々水車で蕎麦を打つ音も聞ける閑静な散歩道でした。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20294829.jpg

ヤマボウシは近年、街路樹として植えられるようになり、都会の人々の目に触れる機会が多く親しまれるようになりました。山野を彩る花木は野鳥や山里に住む人々に愛されてきましたが最近は都会の花木となりつつあるようです。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20302237.jpg

「山法師」の名前は丸い花穂を坊主頭に、4枚の白い花びらを白い頭巾に見立てて比叡山延暦寺の「山法師」になぞらえた。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20305525.jpg

6~7月,小枝の先に小形の花が20~30個頭状に集まり周辺に大きな4枚の白い花弁状の総包がつき全体として一つの花のように見える。総包片のない大形の散房花序をつける同属のミズキより進化した植物と考えられている。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_2032797.jpg

ピンク色の大きな花弁も優しくてで美しい。霧が晴れて一段と鮮やかでした。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20292142.jpg

漢名の四照花とは枝いっぱいに花が咲いた時、四方を照らす様子を表現している。
【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20423179.jpg

【山法師・ヤマボウシ】 _e0039703_20425817.jpg

by hime-teru | 2007-05-28 20:34 | 【や】行の花 | Trackback | Comments(0)