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【ローズマリー】

                            ★… 【 ローズマリー 】 …★
                         撮影はH18/11月~19/1,5 我が家にて
シソ科の低木。和名をマンネンロウ。地中海沿岸原産で古くからこの葉をハーブ(香草)として親しんでいる。高さは0.6~1.2㍍葉は長さ3センチの細い革質で両縁が裏側に巻き込んでいる。
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暖かい乾燥気候の所でよく育ち、4~5月に葉腋に淡紫色花をつけるとのことですが・・・、霜が降りた今の時期でも、なぜか我が家で咲いてくれています。私は外出時に玄関横にあるこのローズマリーの葉に必ず手を触れてから出かけます。気持ちが休まる香りが漂うからです。花は薄紫で小さい。下↓の写真のありさんと比べてみてくださいませ。
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この花からとれた蜂蜜(はちみつ)は最上品質とされ南フランスの名産である。
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葉には甘い香りがあり迷迭香(めいてつこう)とよばれる香油をとり石鹸や香水をつくる。香りの成分はピネン、シネオール、竜脳、樟脳などである。日本へは文政年間に渡来したが、あまり栽培されなかった。
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直射日光を避けて風乾された葉は細く反り返った松葉状で新鮮な甘い芳香と刺激的なほろ苦さをもち、この強い香味が肉の臭み消しになるので肉料理によく用いられる。各種スープ、シチューや、バーベキューソースなどポテト、カリフラワーなどのゆで野菜にふりかけて食べたりする。又、口臭除去の効果もある。古代ギリシアの時代からヨーロッパではこのローズマリーが頭脳を明晰にし、記憶力を増す力があると信じられ、また悪魔除けにも使われていたという。
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ローズマリーはラテン語のロスマリヌス(海のしずく)に由来し海に面した崖に多いことから名づけられた。古代のローマで栽培され花冠に編みギリシアでは体を暖める薬として飲用されていた。中世のイギリスやフランスでは死者に持たせ葬儀には小枝を持って参列し墓に投げ入れた。結婚式には香水をかけ金粉をまぶして飾った。
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シェークスピアは『ハムレット』でオフィーリアにローズマリーを持たせ「忘れないでね」と語らせる。花言葉の一つは「変わらぬ愛と思い出」だそうです。
by hime-teru | 2007-01-14 23:47 | 【ら~わ・ん】行の花 | Trackback | Comments(0)