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【上高地の春】 NO.3 上高地で出会った可愛いお花  

              ★… 上高地で出会った可愛いお花 …★
ハルニレの巨木の下でニリンソウ全開です。風雪に耐え微妙な気温や陽光の変化を正確に感じ取り命育む。純粋で可憐な姿が愛おしい。カッパ橋から徳沢までに出会った花々です。
★ 徳沢の芽吹きはじめたハルニレの林の中のニリンソウ
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★ 【蝦夷延胡索】エゾエンゴサク
ケシ科の多年草。直径1、2センチの塊茎から花茎を伸ばし高さ10~30センチ。葉は1、2回三出複葉。4、5月、総状花序に左右相称の碧紫色の花を開く。中部地方北部から北海道にかけての林縁や開墾地に生え南千島、樺太、オホーツク沿岸に分布する。
毒草グループのケシ科の中で数少ない食用に出来る種類で花も美しく春の林床を紫色に染めて可憐に咲いてくれる。マクロレンズを近づけると、可憐な美しさに息を呑んでしまいました。
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★ 【大葉溝酸漿】 オオバミゾホオズキ
ゴマノハグサ科の多年草。本州中部地方以北の日本海側、北海道で見られる。細長い地下茎を伸ばして山間の湿地に群落をつくる。茎は方形で直立し高さ10~30cmになり,葉を対生する。葉は卵形、花冠は黄色の筒形で上部が浅く5裂する。花筒内には4本のおしべがある。
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★ 【長之助草】 チョウノスケソウ
バラ科の常緑小低木。茎はよく分枝し地表をはう。葉は単葉で柄がある。裏面は白綿毛が密生している7~8月頃2センチ程の白色花が1個つく。中部地方北海道の高山に生えている。
名は発見者の須川長之助(ロシアの植物学者)を記念してついた。氷河時代の残存植物として有名だそうです。
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★ 【走野老】 ハシリドコロ
ナス科の多年草で本州、四国の谷間の陰湿地に自生する。地下茎は太く横にはう。茎は高さ30~60cmでまばらに分枝する。春に葉腋から1花を下垂する。花は暗紅紫色の鐘形で長さ約2cm、萼は5浅裂し花冠は先が浅く5裂する。有毒植物でアルカロイドのヒオスシアミン、スコポラミンを含みロートエキス,ロートチンキの製造原料とする。鎮痙,鎮痛剤。目の治療にも使用するが毒性が強いので注意を要する。 (薬用植物辞書参照)
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★ 【雛草】 ヒナソウ
アカネ科ヒナソウ属の多年草。北アメリカ原産。一見、か弱い印象の小さな草だが日向から半日陰でよく育ち性質はとても強健なのでロックガーデンや花壇に適している。別名を常盤薺(ときわなずな)ともいう。群生する姿は思わず足を止めてしまうくらいの可憐さだ。わが国へは昭和時代の終わりごろに園芸植物として導入され今では野生化しています。地下茎で広がり高さは5~20センチほどになります。
3月から6月ごろ茎の先に小さな白色または淡青色の花を咲かせます。花冠は4裂し中心は黄色を帯びます。畑や道端に生える雑草で日本全土でみられます。
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by hime-teru | 2006-06-06 23:43 | 上高地の花・風景 | Trackback | Comments(0)