2006年 05月 11日
【台天目点前・風炉】
【台天目の3つ飾り】風炉編
☆ 水指 曲げの水指 (全体を水で湿らせておく)
☆ 茶杓 真の茶杓 (象牙)
☆ 茶碗 天目茶碗 由緒ある唐物 (お台の方も唐物なので大切に扱う)
☆ 茶入れ 和物
☆ 建水 唐金
☆ 蓋置 竹
☆ 軸 薫風自南来(薫風は南より来たる)
(意)本や時代によって解釈が違って参りますが本来は次のような対句がございます。
『薫風自南来、 殿閣生微涼』(くんぷうみなみよりきたり、でんかくびりょうをしょうず)このように読みます。
唐の文宋帝が「人は皆な炎熱に苦しむも我は夏日の長きを愛す」と詠じ、柳公権が「薫風南自来、殿閣生微涼」と和して生まれた詩。
現代語約すれば「南からふくよかな香りを漂わせて風が伝わってきた。酷暑の中、この宮殿もほのかな涼しさに満たされた」という意味になる。
『風薫る五月』は季節を表す定形句。日本人は昔から、五月の風を薫風(一斉に開いた花々や新緑の香りを運んでくる温和な芳しい風)と呼んで特別な気持ちを抱いてきました。南から暖かい風が楼閣の部屋に・・・爽やかな雰囲気が浮かびます。
☆花 白ヤマブキ、宝鐸草、エビネ
by hime-teru
| 2006-05-11 21:57
| お茶会の記録
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