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7月の我が家の花

 ★…【烏瓜】からすうり…★
      2018,07,12 お隣の庭から伸びてきた枝を花瓶に挿して開花
【烏瓜】 
ウリ科の多年草。根は紡錘状、茎はつる性となり、巻きひげで他物に絡んで伸びる。全体に粗い毛がある。葉は長さ、幅とも6~10センチ、掌状で浅く3~5裂する。
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花は単性で雌雄異株。花期は8、9月。花冠は夕方から開き五裂し裂片の先はレースの糸状に細く裂けて房状に垂れる。雄花は短い総状となり、雌花は単生で花序をつくらない。
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果実は長楕円(だえん)形、長さ5~7センチで赤く熟す。種子は黒褐色で帯のお太鼓結び状をしており、また結文(むすびぶみ)に似ているのでタマズサ(玉章)の名もある。
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山野に多く、北海道南部以南の日本全土、アジア東部に分布する。別種にキカラスウリがある。
実は秋に更新の予定
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〔薬用〕
漢方では根を土瓜根(どかこん)、果実を土瓜実(どかじつ)、種子を土瓜仁(どかにん)と称して使用する。根は通経、利尿、排膿(のう)剤として用い、果肉は、民間でやけど、しもやけに用いる。種子はキカラスウリの種子(括楼仁(かろにん))と同様に去痰(きよたん)、鎮咳(ちんがい)、鎮痛、消炎剤として用いる。これを用いた小陥胸湯(しようかんきようとう)という処方は湿性肋膜(ろくまく)炎を治すので有名である。
by hime-teru | 2018-09-03 16:25 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(0)