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南禅寺(水路閣)琵琶湖疎水

                       ★… 【京都、南禅寺 】 琵琶湖疏水…★
                           2015.5/14
「南禅寺」
日本最初の勅願禅寺であり、京都五山および鎌倉五山の上におかれる別格扱いの寺院で、日本の全ての禅寺のなかで最も高い格式をもつお寺です。境内には勅使門、三門、法堂、方丈の伽藍が一直線に並んでいます。
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「山門」
歌舞伎の『楼門五三桐』の二幕目返しで石川五右衛門が「絶景かな絶景かな……」という名台詞「南禅寺山門」がこれである。五間三戸二重門(2階建ての門)藤堂高虎が大坂夏の陣で戦死した一門の武士たちの冥福を祈るため寄進したものである。上層は「五鳳楼」といい、釈迦如来と十六羅漢像のほか、寄進者の藤堂家歴代の位牌、大坂の役の戦死者の位牌などを安置する。 知恩院三門、東本願寺御影堂門とともに、京都三大門の一つに数えられている。
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外国からの観光客、静かな京都がお気に入りのようです。
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【琵琶湖疏水】びわこそすい
京都と大津を結ぶ疏水は、京都市の飲料水をまかなうだけでなく、当初は発電や物資輸送、農業用水など多目的に利用することを目的に立案された。第1疏水は明治18年(1885)、青年技師田邊朔郎(たなべさくろう)の指導のもとに着工、同23年に開通。第2疏水は、明治45年に完成をみている。国指定史跡。

琵琶湖の水面は海抜84㍍、京都の命の水瓶です。長い旅を続けて京の町を潤します。この噴水は疎水の高低差の水圧だけを利用した噴水なんだそうです。
2007年春の撮影写真ですが・・
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『蹴上発電所』
蹴上発電所で水力発電をするために、最小限の傾斜で流れ来た疏水は、ここで発電のため一気に導水管を流れ落ちる
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【蹴上インクライン】
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以下、2007年の撮り置き写真。
蹴上インクラインの下側にある船だまりである”南禅寺船溜”花筏の先に広いレール。
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一方、舟は、この先の岡崎まで、かなりの落差を行かねばならない。そこで考えられたのが『インクライン』である。幅ひろのレールの上を、舟を乗せた台車がケーブルカーの仕組みで動かされ、蹴上、岡崎の舟だまりに入るのである。
撮り置き写真。
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蹴上から北に流れる疏水分線は南禅寺の水路閣の上を流れる。2015年5/14(今年の春)
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風格ある「水路閣」

西欧の技術を導入し、日本人の手によってつくられたアーチ型が美しいヨーロッパ風の建築物です。
紅葉の水路閣も良いが、青紅葉も煉瓦に映えて一段と美しいですね。
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この風景は、テレビ等でよく映される煉瓦のアーチです。一幅の絵です。
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はるばる流れ来た琵琶湖疏水は、白川、鴨川へとその流れを終え、宇治川へ注ぐ。琵琶湖疏水の水を含んで、宇治川は、大阪湾へと、さらに旅を続けるのです。
by hime-teru | 2015-06-09 23:16 | 旅の情景(京都) | Trackback | Comments(0)