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【涼を求めて・・・草津・軽井沢編】 (2) 『駒草』

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                            2013.07.07 本白根山にて
【コマクサの群生】
駒草はケシ科の高山植物。高さ5~15センチ。全草は粉白色を帯びた緑色。葉は無毛で細かく切れ込む。7~8月、5~10センチの花茎を出し、数個の桃色系の花をつける。まれに白い花もある。
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萼片は二枚、花弁は四枚。外側の二枚の下部は袋状、内側の二枚は上端でくっつく。雄しべは6本、雌しべは1本。さく果は長楕円形、中に黒い小さな種子がある。
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コマクサは「高山植物の女王」と呼ばれます。凛と咲くこの姿、まさに高山の女王様。
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名は、花の細長い形花冠が馬の頭に似ているところから駒草の名がある。
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花はアルカロイドを含み、木曽地方では古くから薬草として利用されてきた。北海道から本州中北部の高山に生育し、樺太(サハリン)、千島、カムチャツカ、シベリア東部にまで分布する。
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コマクサ属は約20種があり、東アジア、北アメリカに分布し、東アフリカにも1種分布する。
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【西尾根で白いコマクサ】
探しました。ありました。『白いコマクサ』浅間山方向に一株、岩の前に白いコマクサが見えます)
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数年前に訪れたときは、中央火口のお花畑にあったのですが・・・・?今年は見つかりません。開花には少し早かったのでしょうか?白いコマクサが咲くと本白根は本格的な夏山に入ります。
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【中央火口周辺のコマクサ】
本白根のコマクサの特徴はガレ場があるところは、どこでもコマクサがあります。
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花色もピンク、赤、白と変化に富んでいます。シャトルバスの運転手さんの説明に寄れば、コマクサの自生地として絶滅させないために、地元の中学生(2年生)が毎年、このガレ場にコマクサを植えているとのこと。ガレ場で怪我をする子もいるそうですが、学校の行事として、コマクサを、この自然を、守り続けてくれる中学生に感謝ですね。
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コマクサ越しに亜高山の風景がよくとけこみ、素晴らしい風景です。
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中央火口(から釜)のコマクサの花園。
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ゴゼンタチバナ・コケモモ・ツマトリソウ・マイヅルソウ、シャクナゲがハイマツの根本で美を競っていました。次回へ・・・。

 
by hime-teru | 2013-07-13 22:55 | 旅の情景(軽井沢・小諸) | Trackback | Comments(0)