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【ギボウシ】

                           ★… 【 ギボウシ 】 擬宝珠 …★
                             2012.07 月、我が家にて
【擬宝珠】
ユリ科の耐寒性多年草。東部アジアとくに日本に多く野生し36種類に分類される。原野、水辺、森林内と岩壁などに野生し野生地でも変異が非常に多い。
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写真は斑入り葉のスジギボウシです。一般的で古来各地の庭に植えられいけ花にも使われてきました。
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野生種にイワギボウシ、オオバギボウシ、コバギボウシなどがあり、葉長1メートルになるものもあります。大形および中形種の茎は肉質で短く小形種の茎は繊維質で細く1~7センチに伸び、年々一芽から数芽を出して殖える。花は1日花で花序の下から次々に咲いてきます。
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大部分の種類は長い葉柄の上に倒卵形で先のとがった平行脈のある葉をつけ葉の形は広狭さまざまである。大きい芽の中央から無枝の花茎を出し早咲き種は5月、遅咲き種は10月に開花する。
花茎は直立か斜上し長短があり、数花から多数の花をつける。花は六裂片からなる鐘状。淡紫青色が多い。雨にぬれて”きれい”
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きわめて強健。欧米では大流行で年々園芸品種が発表され輸入もされ始めたが、日本では愛好家や品種改良家はまだ少ない。
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古来山菜として各地で葉柄を食用にし、蔬菜(そさい)として利用できる種類もある。とくに、東北地方では若い葉柄を「うるい」と呼び食用とする
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地味な植物のためか、ギボウシは『万葉集』や平安文学には出てきません。江戸時代中期から初めて、秋法師(ぎぼうし)の名で出る。益軒は高麗ギボウシの名をあげている。その種類はさだかでないが朝鮮からの渡来をうかがわせる。ヨーロッパには、シーボルトが1830年以降にフクリンギボウシ、スジギボウシ、トウギボウシを伝えたという。
 
アップ済みの
 【擬宝珠】です。 
by hime-teru | 2012-07-23 23:57 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(0)