ブログトップ | ログイン

【鶯神楽】 うぐいすかぐら

                         ★… 【 鶯神楽 】 うぐいすかぐら …★
                            2012.05.20 小石川植物園にて
【鶯神楽】
スイカズラ科の落葉小低木。スイカズラ科スイカズラ属と言っても蔓性ではありません。日本特産種で、北海道南部から本州、四国、九州に分布し、山野に多い。全体に腺毛のある変種をミヤマウグイスカグラとよび、山地に生える。幹は高さ1~2mで分枝、長さ3~5cmの広楕円形の葉が短い柄で対生する。
【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_23503095.jpg

葉は全縁で葉の縁はしばしば紅紫色を帯び裏面は淡緑色である。春に葉柄から細い柄を垂らして淡紅色の花を2個ずつつける。花冠は長さ2cm足らずの細長い筒形、先端が5裂して平開している。めしべ1本と5本のおしべがのぞく。花が小さいので目立たないが淡いピンク色で先端が5つに開いたッパ状の小さな花を咲かせます。花後に長さ1cmほどの広楕円形の液果はグミのように赤く熟する。甘味があって食べられる
【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_2351318.jpg

名はウグイスが鳴き始めるころに花が咲くので、この名があるという。
別名、『ウグイスノキ』ともよばれ、木の幹に細い小枝が多くしげり、ウグイスが隠れるのにつごうがよいの、”鴬が隠れる木”という意味でこの名がつけられたのでしょう。
しかし・・・、何故、神楽・・・、「鶯隠れ」が神楽に変化したとの説などあるが!神楽の能面にはほど遠い可愛い壺状の花、この木の中に隠れたウグイスの鳴き声が古代歌謡(神楽歌)に?はたまた(神楽笛)聞こえたか?
命名の由来については解りません。
【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_23533019.jpg

【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_2357748.jpg

【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_2354371.jpg

余談ですが・・・。
【鶯神楽】 うぐいすかぐら_e0039703_2354342.jpg

【ウグイス】
スズメ目ヒタキ科。上面と尾は緑褐色で上面はオリーブ褐色(いわゆる鶯色)、下面は汚白(おはく)色。,胸腹部は汚白色。嘴はやや長い。雌雄同色であるが,雄のほうが雌より大きい。

梅の開花にあわせて、”ホーホケキョ”(法、法華経)と鳴き始めることから、ハルツゲドリ(春告鳥)ともよばれ、親しまれている。この鳴き声を聞くと心が和み、何か良いことが訪れるような予感がするのは私だけでしょうか?

一般に「ウグイスの谷渡り」として知られる鳴き声は、雄の警戒声のようです。梅の花が咲くころ、人里近くでなくウグイスは、舌打ちのような「ちゃっちゃっ」という鳴き方(笹鳴き)をします。

「梅に鶯」の組合せは日本の伝統的な詩歌や画に多く見られますが、以前は「竹に鶯」が普通であったようです。 梅は日本に自然分布せず、飛鳥時代に中国から持ち込まれたものですので、詩も中国の詩が下敷きになっている。また、日本のウグイスは江戸時代から鳴き声を楽しむために飼われていましたが、現在では自然保護の法律」によって野鳥の捕獲と飼養は厳重な許可制がとられている。

今年は寒さが続いたからでしょうか?ウグイスの鳴き声がまだ聞こえてきません。待ち遠しいです。

ウグイスの糞(ふん)の美顔化粧品、頂いたことがあるが・・・!何処にしまったか?
by hime-teru | 2012-03-21 23:49 | 【あ】行の花 | Trackback | Comments(0)