◇秋の七草編ー(4)★葛(くず)

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マメ科の大形蔓性の多年草。アジアの暖・温帯に分布する。山野に大群落をつくる。全草に粗毛を生じ,葉は大きく裏面は白っぽい。花は紫紅色で蝶形花。蔓の長さは10メートル以上にも達する。花後ひらたい莢(さや)を生じる。根は肥大し生薬の葛根(かつこん)として解熱薬に用いる。蔓の繊維をとって葛布(くずふ)を織り、又、蔓で行李などをつくった。
根はデンプン(⇒葛粉)になる。くず粉は本来これを取出したものであるが今日ではジャガイモデンプンで代用されているようです。葉はウシやウマの飼料になる。日本では秋の七草の一つとして昔から親しまれてきたが、手ごわい雑草でセイタカアワダチソウの比ではない。現在では北アメリカにも帰化植物として分布しているらしい。

雑草のように所かまわず延びてゆく「くずの花」ですが、過大な恩恵を受けています。
『牧野新日本植物図鑑』に葛の名の由来を見るとクズはクズカズラの省略であるという。一説にはクズは大和の国栖(クズ)であり昔国栖の人が葛粉を作って売りにきたので、自然にクズというようになつたといわれている。
撮影は近所の空き地です。大きな葉に花が隠れて咲いていたので撮影を見逃すところでした。
by hime-teru | 2005-10-09 00:29 | 花日記(マクロの世界) | Trackback | Comments(2)
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Commented by クロちゃん at 2005-10-09 19:25 x
葛の花は甘ったるい香り、
フジバカマは芳香の名がぴったり。
ただし、いつでも香るわけでない。
萩の花って香りがあるのかな~?
クロちゃんには謎なのだ。


Commented by hime-teru at 2005-10-09 21:33
クロちゃん、コメントありがとう。「萩の花って香りがあるのかな~?」
私の未熟な答えになりますが、「萩」の句のにほわす萩・・・から香りを想像されたのだと思いますが【匂わす】と言う意味は、(1)色を移す、染める。2)つややかにする。うつくしくする。(3)ほのかに色をつける。ぼかす。(4)香やにおいがあるようにする。かおらす。と言う意味があって、万葉集15の「秋の野をにほわす萩・・・」は(2)つややかにする。うつくしくする、という意味が記されています。意味が微妙ですが昔は香りと色彩の分野がお互いに関連性を持っていたようです。草木に重点を置いて歌を鑑賞しょうとする場合には、歌の意味を正しく理解するのが難しいですね。花の色や香りや染料への適応性など草木性質をも併せて知って置く必要性がありそうです。
萩に香りがあるかどうか?は定かではありませんが、満開の萩を見ていると萩の香が漂ってくるように思えるのは私だけでしょうか?


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