ブログトップ | ログイン

【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流

             ★… 【小名木川エコツアー】- (6) ・ 小名木川編・旧中川と合流 …★
【小松橋 】
東京のパナマ運河(扇橋閘門)を後に旧中川へと舟は進みます。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21344956.jpg

【小名木川橋】
橋の幅も広く 橋上に植え込みがある綺麗な橋です。橋の傍には五本松の石碑と松、五百羅漢の道標があり欄干には五本松と小名木川を描いたレリーフがあるようです。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21355744.jpg

【艀 (はしけ、バージ、barge)】
小名木川橋たもとの艀は、唯一船輸送をしているという東京製粉の輸送艀?のようです。艀 (はしけ、バージ、barge)は、河川や運河などの内陸水路や港湾内で重い貨物を積んで航行するために作られている平底の船舶。艀の多くはエンジンを積んでいないため自力で航行することはできず、引き船(タグボート)に牽引されたり、トウボートに押されたりしながら航行する。艀は大きな重量の貨物を積むことができ、運送単価が非常に安いため、今日でも単価が安い重量物の運送に使われている。因みに、トラックやトレーラーでは運べない重い貨物を運ぶために、現在でも各地の河川や港湾で艀は活躍している。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21431038.jpg

東京製粉は昭和23年創業の会社で,前身は石川県の金沢製粉で小名木川の舟運を現在でも利用している唯一の工場です。2週間に一度、400トン積みの艀が4艘(約1600トン)、東京港に入港した本船から艀に積み替えてここまで約3時間かけて運ばれてきます。

【小名木川クローバー橋】
小名木川橋を過ぎて上流を目指すとクローバー橋が見えてきます。この辺り川幅が一番広いところです。 クローバー橋は、小名木川と横十間川とが交差する地点に架かっている橋で、 四地点から架けられ交差する川の中心部で結合しています。猿江、大島、北砂、扇橋の4地区を小名木川・横十間川が直角に交差する地点に長さ80mと60mの橋桁を対角に架け渡したX字型のユニークな橋である。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21452992.jpg

平成6年に架けられた橋は歩行者・自転車専用橋です。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_2147225.jpg

クローバー橋付近は水上アスレチックなどの施設もあり、川ではノンビリ釣りをしている人達(何が釣れるのでしょう。ボラ?もいて長閑な風景です。この近辺はコハゼつりのメッカとガイドさん。 横十間川の脇の桟道ではボラやセイゴっぽい魚の群れがたくさん見られるとのこと。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21552094.jpg

隅田川から旧中川までの間、小名木川は2つの川と交差します。横十間川(現在の地図上では、縦が南北、横が東西のラインになりますが、東京の川は逆に南北に流れているのが「横川」東西に流れているのが「竪川(立川)」という名になっている。つまりは江戸城から見て縦方向か横方向かということで名がつけられていたからのようです

【横十間川】
江戸城の横を流れ幅が十間(約18m)あるところからこの名がついたといわれます。横十間川は左右に木道が整備されており、川面のそばを歩けます。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21492948.jpg

【水門橋】 【三島橋】 【大島橋 】
水門の裏手は、水上アスレチック施設があります
小名木川と交差しているクローバー橋から、左右に【横十間川】にかかる橋が見えます。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21504264.jpg

【小名木川橋梁】(総武本線越中島支線)
進開橋とクローバー橋の間には、越中島線という貨物専用線が横切っており、2000年までは「小名木川駅」という貨物駅もあったそうです。現在は、JR東日本から江東区が用地を借り受ける形で、北砂緑道公園の一部になっている。(江戸時代にはこのあたり、「釜屋の渡し」と言われる渡し舟があったそうです)
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_2203060.jpg

【進開橋】
このあたりには治兵衛の渡し・精糖のの渡しがありました。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21573940.jpg

【砂島橋】(人道専用)
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_21585953.jpg

【丸八橋】 川幅が狭くなります。
丸八橋周辺地区は川をはさむ2つの商店街の連携をはかり地域を活性化させるよう、既存の高い護岸を切り、橋詰めや沿川公園と連携がとれるような遊歩道や人道橋が整備されました。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_2223921.jpg

塩舐め地蔵や中川船番所などの身近にある下町の歴史を巡る散歩道ルートや旧中川や仙台堀川公園などを結び川沿いの遊歩道整備が進められているようですが・・・。
◆【水辺の親水護岸】
写真をご覧頂きますと、水辺の親水護岸はかなり低いところに作られていますね。これは東京のマイナス地平高度地帯ではありますが、アップ済みの『扇橋閘門』とこれからアップ致します『荒川ロックゲート』この二つの閘門により、東京湾の潮の推移に依存しなくなり、水面の高さが変わらない為、水辺ギリギリの位置に遊歩道が作られているのです。心配されます降り注ぐ雨や川水は、その都度、何機もある巨大な排水機で水面高を維持しているとのこと。
この川沿いの遊歩道が完成しますと長閑な散歩道は「自然観察・歴史散策」の出来る都民の憩いの場所になることでしょう♪
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_12195224.jpg

【塩の道橋】
塩の道橋は歩行者+自転車道です。
小名木川は別名「塩の道」と呼ばれていたようです。天領である行徳の塩田で作られた塩が、ここを通って江戸に運ばれた名残りだという。名木川の東方には水辺の遊歩道が一部完成しています。川が身近になり様変わりしました。江東区報によると番所橋から西側約300mの小名木川両岸に「しおのみち」が完成しています。今後、「しおのみち」は延長されつつあります。(行徳の塩を運ぶのに使われたのでこの名がつけられたとのこと)
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_22631100.jpg

【石積風護岸】
小名木川の護岸も、典型的な都市河川と同じコンクリート三面張りの護岸でした。親水性を高める護岸に改修され、江戸時代の情緒を思わせる石積風護岸へと生まれ変わりました。現在、地域住民をはじめ多くの方に親しまれるきれいな遊歩道となり、所々、江戸情緒を感じさせる石灯籠も立っています。
しかし・・・・・・・両岸は護岸工事はまだまだ進行中!!!。途中で通行止め状態。塩舐め地蔵や中川船番所などの身近にある下町の歴史を巡る散歩道ルートや旧中川や仙台堀川公園などを結び川沿いの遊歩道整備が進められているようですが・・・。毎年の予算次第で工事は中途半端、歩道があっても途中で行き止まり、入る事も出来ない荒れ放題の所も目立ちます。水辺の遊歩道が完全に完成にこぎつけるのは、何時になりますのでしょうか?
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_2272019.jpg

小名木川は江戸初期に開削された人工の川で江戸時代には千葉県の行徳から江戸に塩を運ぶルートとして重要な役割を果たしていました。この歴史を踏まえ小名木川景観整備との調和を図る外観として「塩の道橋」は江戸の歴史や木を感じさせるデザインとなっています
◆名称は「大島南央小学校と第六砂町小学校の5,6年生」から募集し、「塩の道橋」に決定しました。小名木川の歴史や今日までの役割を子供達が学び考えた名前です。新しい橋により大島、砂町両地区の交流が深まり、新たな災害時の避難路も確保されます

【番所橋】
江戸時代、江戸の西側の守りが箱根の山であったのに対し、東の玄関口として、水の関所というべき役割を果たしたのが「中川船番所」です。隅田川と中川をつなぐ運河として作られたのが小名木川で、船番所は最初、小名木川と隅田川の接点に置かれていました。寛文元年(1661)中川との接点に移動。中川からさらに東方面には船堀川(現在の新川)も出来て、行徳方面から来る荷船は、江戸川から船堀川を通り中川口を経て小名木川に入るようになりました。水上交通の要として非常に重要な地点となっていました。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_22133140.jpg

☆幕府が江戸に出入りする船を検閲する一種の関所で、船番所では箱根と同様「入り鉄砲・出女」の監視にあたると共に、米・塩・酒など物資の出入りの管理もしていました』

◆【中川番所資料館】2003年3月に船番所の跡地に資料館開館
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_22111978.jpg

小名木川はここで旧中川に流れ込みます。
【小名木川エコツアー】  (6)   小名木川編ー旧中川と合流_e0039703_22124444.jpg

by hime-teru | 2009-10-16 21:31 | 水辺のエコツアー | Trackback | Comments(0)