お茶会「開光庵」にて

”人生七十古希稀なり”10月2日横浜のランドマークタワー内のお茶室「開光庵」において私の先生方の古希のお祝いのお茶会に参加致しました。お席は、広間席、小間席、立礼席と3席用意されました。私共の社中は小間席でした。お点前をする立場に身をおきますと写真を撮影する時間がありません。お客様のお見えになられる前のお茶室の準備中の合間を見てかろうじて撮影出来ましたところのみ。「開光庵」の小間の茶室です。
e0039703_724871.jpg

お点前(道具)畳
e0039703_22261133.jpg

床(準備中)
e0039703_22294061.jpg

               にじり口から入ります
e0039703_22224529.jpg

              にじり口から見た風景
e0039703_22313861.jpg

                    水屋
 ◆台目畳の四畳半小間(使用したお道具)
 ☆床、寿 山似  鵬雲斎大宗匠  ☆花、萩、秋海棠 ススキ  
 ☆花入れ 虫かご   ☆香合 筏 堀葵春造 ☆風炉 釜 常什
 ☆水指 破袋 信楽    ☆薄器 扇面平棗 鵬雲斎大宗匠箱    
 ☆茶杓 銘 竜田姫 井口海仙   ☆茶碗 飴釉 大樋長楽 替茶碗 茜窯
 ☆蓋置 竹 淡々斎在判    ☆建水 うるし桶 輪島塗   
 ☆お茶 鵬雲斎大宗匠好 瑞泉の白    ☆菓子 紅葉 風月堂製  
 ☆器 備前 伊勢崎伸造   ☆煙草盆 つぼく透   ☆火入 独楽 宗元造
# by hime-teru | 2005-10-04 00:39 | お茶会の記録 | Trackback | Comments(0)

ひがん‐ばな【彼岸花・石蒜】

幸手の権現堂堤へ彼岸花の撮影に行ってきました。
ヒガンバナ科の多年草。古く中国から渡来した。夏から秋にかけ30センチ内外の一茎を出し、その頂端に赤色の花が多数開く。花被は六片で外側に反り、雌蕊・雄蕊は長く突出。花後、冬の初め頃から線状の葉を出し、翌年三月頃枯れる。有毒植物だが鱗茎は石蒜(せきさん)といい薬用・糊料となる。カミソリバナ。トウロウバナ。マンジュシャゲとも。本州~九州の,田のあぜ,堤などにはえる。近縁のシロバナマンジュシャゲは九州に産し、白い花が咲く。
e0039703_21494178.jpg

 この花には特別の思いがある。私が中学2年の秋、彼岸が明けた9月の27日不治の病(癌)で私の父は48歳の若さで黄泉の国へ旅立ってしまいました。
ちょうどこの緋色の彼岸花が満開の季節でした。彼岸花は「天上に咲くという花」の名があります。四華の一で、見る者の心を柔軟にするといわれます。昨日のことのように思い出されます。★「おとうさん!天国で幸せに暮らしていますか?」★

(参)「暑さ寒さも彼岸まで」お彼岸が過ぎて、朝夕涼しく過ごしやすい季節になりました。
彼岸とは春の彼岸を「先の彼岸」秋の彼岸を「あとの彼岸」などといい追善儀礼などを主体とした仏教行事の一つとして行う法会で、インド、中国にはなく日本独特の仏事。僧侶は法要儀式をとり行い、在家信者は寺院に詣で、墓参する。起源については定かでないが,平安時代以後一般に行われるようになったそうです。。彼岸とは涅槃(ネハン)の世界の意で梵語で「迷いの此岸から悟りの彼岸に到達すること」を意味する。
# by hime-teru | 2005-09-30 21:53 | 花日記(マクロの世界) | Trackback | Comments(5)

お点前(9月)今月よりスタート

9月のお点前は10月2日の横浜ランドマークタワーのお茶室『開光庵』にて、私の先生の「古希のお祝いのお茶会」のお点前のおさらいです。
当日は台目畳で薄茶点前。茶室を見ていないので「打っ付け本番」です。どうなります事やら。
◆台目畳→茶席の畳の名称。山上宗二は武野紹鴎が詫び数寄の山本助五郎の為に好んだ茶室二畳台目であったと伝えているが、台目畳の創始が紹鴎在生時にさかのぼる(溯)かどうかは判らない。畳の寸法は一畳の長さの4分の3で当初絶対値が定められたかどうかは判らないとのこと。
e0039703_0353896.jpg

e0039703_7592556.jpg

                今日のお稽古の茶室風景。
お茶会時の『お薄点前』の練習をする。 
床 『 心月孤圓 』  相国寺(京都) 梶谷大拙老師
「光万象を呑む」と続く。盤山宝積禅師の語。
(心月とは真如の理を清浄円転自在、あらゆる希望を叶える原点として月に例えたもの。孤圓はかけることなく円かなこと。三祖鑑智禅師が『信心銘』の中で「円かなること大虚に同じ余すことなく欠くることなし」と述べているのと同義。
今夜も中天に能照の対峙を絶した真如の月が皎々と冴えわたっている。始めもなく終わりもない一円相にふさわしい讃語である)

★風炉 道安風炉 ★釜 真塗り霰 ★平棗 輪島塗 ★花入れ 宗全籠  ★ 花  矢筈芒、花笠木槿、ホトトギス、水引、七竈 
# by hime-teru | 2005-09-30 00:42 | お茶会の記録 | Trackback | Comments(0)

スイフヨウ(酔芙蓉)

早朝に純粋な白い花が開き時間刻みで正午頃からほんのりと桃色に変化する。そして夕方には赤くなり、しぼんでしまう。翌日には朽ち果てて落ちてしまう。
『花の命は短くて・・・・咲く花は美しくひとときの栄華を咲きつくしたあとは静かに散っていく』はかない酔フヨウの3コマです。
e0039703_20593463.jpg

e0039703_210871.jpg

e0039703_20592794.jpg

九州~中国大陸に自生するアオイ科の落葉低木。庭園や花壇の植込みにされるが関東より北の地方では冬枯れしますので育ちません。ふつう園芸的には宿根草として扱われています。高さ1~3メートルほどになり葉は3~7浅裂し長い柄がある。樹皮は和紙の補助材料となる。

埼玉では毎年9月に入ると同時に咲き始め初秋の足音を告げてくれます。径10センチと比較的大きな5弁の花が次々と10月いっぱい咲いています。一日花である。我が家の酔芙蓉は数年前に一枝を頂き挿し芽をして2メートルほどに成長しているのですが、毎年1輪咲くのみ。鉢植えだからでしょうか?撮影はお向かいのお庭のものを望遠で撮らせて頂いたものです。

★中学の同期会の出席を兼ねて富山に1週間出かけていた為、写真はお休みでした。同期会は12年ぶりですが、卒業以来、始めての方との再会もありで懐かしい良き時代の回想談に花が咲きました(*^_^*)。
# by hime-teru | 2005-09-28 21:10 | 【さ】行の花 | Trackback | Comments(3)

桐壷の巻(4)太液の芙蓉(蓮)

e0039703_18131681.jpg

文中【長恨歌】が引用してある。『絵にかける楊貴妃のかたちは・・・太液の芙蓉、未央の柳も、げに 通ひたりしかたちを唐めいたる粧はうるわしうこそありけめ・・・』

注釈に、漢の武帝が長安の宮苑中に設けた、太液の池の芙蓉も、高祖が住んだ未央宮の柳も・・・。池の芙蓉は「蓮」と記してあるので、『蓮』を載せました。

白楽天の【長恨歌】長編叙事詩は、楊家の娘が玄宗皇帝の寵愛を受けて貴妃となり栄耀栄華を極めたが戦乱で殺され、悲しんだ玄宗がその魂を探し求めるという筋の「長恨歌」を式部はこよなく愛読していたのではと思われます。
源氏物語など、わが国の王朝文学に大きな影響を与えています。
巻1の「桐壷」の原文の教科書に、白楽天の「長恨歌】が記してあります。

★参考までに★
楊貴妃(ようきひ)は中国、唐の皇妃。蒲州永楽の人。幼名は玉環。初めは玄宗(唐の皇子寿王ぼうの妃)であったが、のちに玄宗に召され天宝4(745)年に貴妃に進んだ。玄宗の寵を一身に受け、一族みな高官に上り権勢をほしいままにした為に国政が乱れ,⇒安禄山の反乱を招いた。恨みを受け安禄山の乱で玄宗が四川に逃亡する途中、馬嵬坡で一族の楊国忠と共に、くびり殺されたそうです。

その艶麗さ、玄宗との交情、栄枯の激しさなど,同時代からすでに文学作品の題材となることが多く,白居易(白楽天)の『長恨歌』陳鴻の『長恨歌伝』や詩歌、戯曲、小説、随筆に数えきれないほどの作品が書かれている。
# by hime-teru | 2005-09-21 18:29 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)

土鍋

e0039703_231752.jpg

 土鍋用の土をロクロと板づくりをあわせて変わり土鍋を作りました。茶色の呉須で幾何学模様の図を描き、透明釉薬をかけました。素朴な感じに仕上がりました。
使用はまだです。勿体なくてお湯を沸かしてみただけです。このブログに載せるため押入から日の目をみました。今年は使ってあげようと思っています。格別、美味しい湯豆腐が頂けるかもしれません(*^_^*)
# by hime-teru | 2005-09-20 23:02 | 陶芸 | Trackback | Comments(0)

ゲッカビジン(月下美人)

e0039703_21342454.jpg

不思議なことに20年以上も我が家の玄関で咲いてくれるこの花(月下美人)は正確な時計のように「中秋の名月」十五夜の夜に咲いてくれるのです。今年も昨日の満月の日に開花しました。じ~と観察していると小刻みに開いていく様子は感動ものです。(*^▽^*)

白い花は夕方の7時頃から少しずつ開き始め、9時頃には、まばゆいばかりの純白の花が全開しました。四時間くらいの短命で翌朝にはしぼんでしまいました。花筒は細長く花弁より長い。花弁と雄しべの数が多い。挿し芽で増やすことが出来ます。

中南米原産のサボテン科クジャクサボテン類の一品種。高さ5メートルに達することがあるそうですが、我が家の月下美人は4メートルほどに達しました。枝は緑色,扁平でとげがなく縁は波状を呈する。純白で大輪の美しい花は香りもよく径20センチほどになります。月下香の香りは庭いっぱいに漂います。

★蘇軾の「薄命佳人詩」に記されている「自古佳人多命薄閉門春盡楊花落」薄命は天命に恵まれない意、転じて俗に美人は特に短命であるの意から、この花の名前が付けられたのではと想像致します。
# by hime-teru | 2005-09-19 22:44 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(4)

中秋の名月【十五夜】

e0039703_20465944.jpg

今年は冴え渡る満月が顔を出してくれました嬉しいですね(*^▽^*)

この写真は夕方撮影したススキと今日の満月をペイントショップで合成写真にしたものです。
              ★月の写真のデーター★
(100-300のズームレンズの300ミリ、F5,6、ISO 100、S 1/125、マニュアル)

月面は月食でないかぎり地球側の半面全体に太陽の光を受けて円形に輝き,これは金星の最も明るいときの約1900倍の光量にあたる。
満月の月面を肉眼で見られる明暗模様は,昔から世界の各地方,各民族でうさぎ,かに,双子その他さまざまな形に見立てられ,固有の伝説を残している。日本ではお月様にうさぎ伝説が古くから語り継がれてきました。

旧暦八月一五日の夜。秋の最中(もなか)に当るから仲秋といい、月に芋を供えるので芋名月といわれてきました。古来、観月の好時節とされ中国の風に習って、平安時代から宮中で詩歌管弦の「月見の宴」を催し、月下に清宴を張り詩歌を詠ずる催しが盛んに行われ、江戸時代には民間でも中秋の名月に月見団子・芋・枝豆・栗などを盛り神酒を供え、芒(すすき)・秋草の花を盛って月を祭った。

月見団子は小さなものを数多く盛って供えるが、子供たちが家々をまわって団子盗みをすることがある。盗まれた家ではお月様が受納したといって叱らないならわしもある。九州南部では名月の夜に綱引きがある。和歌山県の一部では月見の日に竿の先に稲穂を結びつけて庭に立てある所があり、九州の阿蘇でも稲穂を抜いて作神様に供えるそうである。これらの例からすすきを供えるのも稲穂の変化とみられ,月見行事を稲の収穫に先立つ穂掛祭の一種とする考えもある。
# by hime-teru | 2005-09-18 22:18 | サイエンス | Trackback | Comments(2)

桐壷の巻(3)蓬生

e0039703_0353451.jpg

いずれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひなかにけるなかに・・・・・・。
と始まる「桐壷の巻」は源氏の母君、桐壷の更衣が女御(本妻)にいじめられて亡くなった場面から書き始められている。季節は丁度夏の終わり頃、野分たちてにわかに肌寒くの「野分」は※「河海抄」に「暴風」とあり、野の草を分けて月頃に吹く暴風の季節は今頃ではと思う。
◎原文に
野分にいとど荒れたる心地して月影ばかりぞ八重葎・・・・(ヨモギや泡立ち草)・
かかる御使の蓬生(よもぎふ)の露分け入りたもうにつけても・・・・

ある植物学者が仰るには雑草という草はありません、学術用語には、それぞれに似合った名前があるとのこと。辞書には八重葎とは雑多に生えている蔓草、さしも草とかいてある。蔓草は判らないが、多分、カラスウリやヤブカラシ等ではと考えられます。さしも草は漢字で書けば、指焼草、指艾→ヨモギ、モグサとある。文章に「蓬生」が出て来ます。
ヨモギや泡立ち草は現在でも空き地や荒れ果てている庭に、たちまち生えてしまう代表的な植物である。キク科の多年草。山野に自生。高さ約1メート程になり裏面に白毛がある。秋に淡褐色で小形球形の頭状花をつける。葉は香気があるので若葉をお餅に入れ、成長した葉は灸の「もぐさ」とする。モチグサ。繕草(つくろいぐさ)とも言う。
# by hime-teru | 2005-09-18 00:44 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)

たかさご‐ゆり【高砂百合】

e0039703_23561973.jpg

絵の友人から種を頂いて蒔いておいたユリが植木鉢でも咲いてくれました。開花はユリの仲間では一番遅く8月中旬頃でした。

このユリは球根で増えるのではなく、花の後、種が出来ます。種が飛んで、とんでもないところから芽が出てきます。3年くらいで写真のような花を付けます。毎年花数が増えていきます。ユリ科の多年草。台湾に自生。高さ約一メートル程に成長し、花はテッポゥユリほどではありませんが、やや大形、白色です。観賞用として近年は全国的に自生化してきたそうです。。
# by hime-teru | 2005-09-17 00:07 | 【た】行の花 | Trackback | Comments(0)