2008【世界らん展】(7)石斛・セッコク編

  ★… 【2008 世界らん展  石斛・セッコク編】 (7) …★
ラン科の常緑多年草。山中の樹上や岩石に着生する。茎は棒状で直立または半懸垂状に群生し高さ5~25センチ。緑色または緑褐色で多くの節がある。葉は厚肉で光沢のある濃緑色、茎の上位に互生する。セッコク属は約1000種からなる大きな属である。冬は霜よけをし庭木に付着させて観賞することもできる。
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洋ランのように華麗な花ではありませんが古来より、わび、さびといった日本人の美的感覚に訴える繊細さを持ち小型で可憐なランゆえ、日本古来の民家を配しますと何とも言えない風情が伝わります。
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かすかな”かほり”を画面からお届けできればいいのですが・・・。
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日本原産の石斛は日本の九州より東北地方の山林地帯に自生し、学名はデンドロビュームに属する野生ラン科植物です。洋ランのように交配が進んでおらず、自然選抜によって新品種が生まれているとのこと。自生地は山林の樹上もしくは岩盤に着生しており、自然の降雨のみにて生育します。乾燥と寒さに強く着生ランといわれる部類に属するラン科植物です。耐寒性があり丈夫なので、我が家でもピンクの花が毎年咲いてくれます。
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中国ではセッコク類が古代から薬用にされ、日本では古くは少彦薬根(すくなひこのくすね)あるいは石薬(いわぐすり)とよばれ、石斛の名は『出雲国風土記』に神門(かむど)郡の産物としてあがる。現代もセッコクは漢方に使われ、中国雲南省の黒節章からつくる龍頭鳳尾(りゆうとうほうび)は中国でもっとも高価な薬用飲料の一つのようです。また、台湾のツォウ族はキバナセッコクを神聖視し首狩りの儀式に使った。ニユーギニアでは茎から生活用品を編む繊維をとなり、スペインの侵入前からメキシコなどでは香料にされていたようです。
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江戸時代には観賞栽培され「せっこくとせきこく」の名でよばれ、後期には長生草や長生蘭とよばれ茎葉の変わり物が流行した。明治時代にもブームは続き23年に名古屋で出版された『長生草見立鑑』には130品種が載り、現在も100ほどの品種があるとのこと(大図鑑参照
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by hime-teru | 2008-03-26 21:55 | 世界らん展 | Trackback | Comments(0)
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