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【水引草・ ミズヒキソウ】

      ★… 【 水引草 ・ ミズヒキソウ 】 …★
        撮影はH,18,9,18 我が家にて
タデ科の耐寒性多年草。日本全土の山地や林の縁辺、藪の中等に普通に生える。茎の高さは40~80㌢あらい毛が多く生え葉は短柄があり楕円形で先がとがる。葉の基部に葉鞘と呼ばれる褐色で薄い膜質の筒があり縁は裂けて粗毛となる。
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長い茎に小さな紅や白い小花はお洒落で可愛い。花穂が長く水引状になることから「水引草」の名がある。花の色も、上から見ると赤、下から見ると白い、その名のように熨斗袋に使う水引ですね。赤い花は目立つので比較的見つけやすい。
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花は8~10月に枝に穂状に疎らで短柄がある。花被は帯紅色または白色で4裂し花弁はない。痩果は卵形で宿存萼に包まれる。花が白色のものや紅白が混っているものなどがある。い花のものを「銀水引」紅白まじりのものを「御所水引」という。ミズヒキグサ。漢名では毛蓼。
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い花もい花も細い穂状の花で慶事の金封などに用いられるミズヒキに見立てた名前の由来です。秋の名草の一つに数えられます。
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ギンミズヒキが昨年撮影の1枚しかなく残念ですが、又の出会いの機会にと思っています。水引のような花は小さくてピント合わせに苦労します。地味な花ですが群れて咲く様子は里山の秋の風情を充分に楽しませてくれる趣のある優しいお花です。
                   ↓撮影は目黒教育園にて
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☆『のちのおもいに』 
     水引草に風が立ち 草ひばりのうたひやまない 
           しずまりかへった午さがりの林道を・・・  立原道造 (詩人、建築家)
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10月になるとお茶のお点前が風炉の名残の時期となりミズヒキは秋草の主役にこそなれませんが秋らしさをさらに醸し出してくれる脇役として、なくてはならない花です。花は野にあるように・・・残花と共に侘びた調子で篭に入れます。若葉は油いためや和え物や揚げ物などにして食べられる。 
Commented by mikenekohanten at 2006-10-10 20:37
はゆです♪
ミズヒキ、綺麗ですね♪
上から見ると赤く、下から見ると白く
薄暗い藪の中で赤い点々が妙に目を惹きつけますっ(≧▽≦)
Commented by hime-teru at 2006-10-11 00:17
はゆさん、こんにちは。
風に揺れて逆光で見る”ミズヒキ”はとても美しい。撮影の後、友人から斑入りのミズヒキが届きました。花は同じですが葉がとてもキレイです。
by hime-teru | 2006-09-24 23:25 | Trackback | Comments(2)