2006年 05月 07日
【都忘】 ミヤコワスレ
日本独特の園芸種のため古くから茶花に利用されてきた。近年利用範囲が広くなり切り花として栽培されている。半日陰の庭植えや鉢植えに適している。
我が家には3種類の都忘が咲いています。どの花も趣があって可憐な花です。
撮影は H18,5,1 家の庭にて
ミヤコワスレの名は順徳上皇の故事にちなむとされる。
承久の乱に敗れて鎌倉幕府討幕に失敗し佐渡島に遠流となった順徳上皇は20年余をその地で過ごした。荒れ果てた庭に一茎の野菊が紫色に 咲いているのを見つけ「紫といえば京の都を代表する美しい色だった。 私は全てを諦めるているが、花よ!いつまでも私の傍で咲いていてくれると都のことが忘れられるかもしれない。忘れることにしよう」そして、今日からこの花を都忘と呼ぶことにしようと傷心のなぐさめにしたという説話から名が生まれたようです。もしかして、順徳上皇に、この花の面影に似ている「忘れ得ぬ人」が都にいたのかも知れませんね。
by hime-teru
| 2006-05-07 21:59
| 【ま】行の花
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