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【源氏物語文中の花】  巻48  『早蕨・さわらび』  つくし(土筆・筆頭菜) 

        ★…  【 源氏物語文中の花 】 巻48  『早蕨・さわらび』  つくし(土筆・筆頭菜) …★   
※ 宇治の新春、山の阿闍梨から山草が届く。
★「年改まりては何ごとかおはしますらむ。御祈りは、たゆみなく仕うまつりはべり。今は、一所の御ことをなむ、安からず念じきこえさする」 など聞こえて、蕨、つくづくし、をかしき籠に入れて、「 これは、童べの供養じてはべる初穂なり」とて、たてまつれり。
この文章から当時もツクシが早春の代表的な山菜であったことが判ります。
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「つくづくし」とはツクシのことである。ツクシは植物名ではなく下等植物のスギナの胞子体(花)を指す名前でその形が土に立てた筆に似ているので土筆という字が使われている。
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【スギナ】
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ツクシ・スギナはトクサ科のシダ植物。地下茎から早春に生ずる胞子茎。
地上に現れ姿は枝はまったくなく節の周囲に輪生する葉は栄養茎のそれより大形で互いに合着しつくしの「はかま」となっている。茎葉ともに葉緑体を含まず淡褐色で全体に光沢がある。つくしの先端部は胞子嚢穂(のうすい)をつけ胞子を放出するとすぐに枯れる。はかまをとって食用となる。つくしんぼ。筆の花。古称、つくづくしと呼ばれる。    
 
Commented by mikenekohanten at 2006-04-18 15:22
はゆです♪
ツクシ、胞子だしてますね(*゜―゜)
小さい頃は食べなくてもツクシを普通に狩っていたりも(≧▽≦)
集めて何をする訳ではないですけど・・・( ̄▽ ̄;)ヾ
スギナもプチップチッとちぎっていましたね♪
懐かしい(*´▽`*)
Commented by hime-teru at 2006-04-18 23:45
はゆさん、こんにちは。
ツクシもれんげの花も摘んで遊びましたよね。それから、四つ葉のクローバー探しも・・・。自然と遊べた良き時代が本当に懐かしいです(^_^)
by hime-teru | 2006-04-18 00:40 | 源氏物語(巻41~巻50) | Trackback | Comments(2)