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【満作】  ニシキマンサク

マンサク科の落葉小高木。高さ10メートルに達する。葉に先だち2~3月葉腋から出た短枝に1~2個の黄色花が開きます。山地に普通に生え変種のマルバマンサクは葉は広倒卵形で先端が丸く北海道南西部や東北地方以西の本州の日本海側に多く見られます。

マンサクの名は『四季賞花集』に初見。江戸後期にはいけ花に使われたようです。マンサクの中国名は金縷梅ですが正確には中国産で近縁のシナマンサクをさす。
枝いっぱいにつく状態を豊作に例え、マンサクの名は早春野外で真っ先に咲く花「まづ咲くの意ならん」と言うところから。「満作」「満咲く」の名が生まれたようです。
黄色の花は茶花として栽培されてきました。花季が早いので現在もお茶花として珍重されています。複雑な花に見えますが実際は4枚の花弁がよじれているだけです。葉は止血剤。
                撮影は清水公園園内  H18.2.13
【満作】   ニシキマンサク_e0039703_23402020.jpg
 
【満作】   ニシキマンサク_e0039703_23404890.jpg
 
今日の新聞の「花おりおり」に「ニシキマンサク」同じ名で呼ばれてもいくつかの系統があって野生のニシキマンサクは花弁の基部が赤い品種をいい、富山から福井が限産だそうです。写真のニシキマンサクは栽培種のようです。 
by hime-teru | 2006-02-14 23:43 | 【な】行の花 | Trackback | Comments(0)