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【花宴の巻】 (1) さくら

                                       ★… 【 花宴の巻 】 (1) さくら 】 …★
                                             2005,4/7日       
紫宸殿の桜花の宴.。光源氏20歳春(宰相兼中将時代の物語)
如月の20日あまり、南殿の桜の宴せさせたまふ。
如月の20日過ぎ南殿(紫宸殿)の桜の宴をお催しあそばす。
前巻「紅葉賀」の紅葉の賀と当巻桜の宴の対偶に仕立ててある巻です。

おほかたに花の姿を見ましかばつゆも心の置かれましやは (藤壷の独詠歌) (何の関係もなく花のように美しいお姿を拝するのであったなら、少しも気兼ねなどいらなかろうものを) 「花」は源氏を譬喩。
藤壺がお花見の際に光源氏を遠目に見て心の中で呟いた和歌です。花宴(はなのえんという巻の名前はこの時期に開かれた桜の宴のことを指しています。
宴の描写では、詩を作っても、唱っても、舞っても源氏が群を抜いて素晴らしかったと褒め周りは感動のあまり涙したと書いてあります。

      京都御所の満開の桜(昨年の春2005,4,7日に訪ねた時撮影)
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【花宴の巻】  (1) さくら_e0039703_125749.jpg

by hime-teru | 2006-02-08 01:04 | 源氏物語花考察(ゆかりの地) | Trackback | Comments(0)