ブログトップ | ログイン

【萩】 城下町・激動の史跡の町

            ★… 【萩】城下町・激動の史跡の町 …★
                2017.11.20
【激動の幕末から明治維新の志士達のゆかりの史跡の町】

2015年度のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台となる長州藩は、山口県萩市に藩庁が置 かれ、幕末には多くの維新の志士を世に送り出しました。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16403962.jpg

萩は幕末に活躍した思想家・吉田松陰。松陰を慕った志士達が江戸から明治へと大きく 変化する時代を駆け抜けた歴史の町です。松陰を慕った志士には(伊藤博文、木戸孝允、高杉晋作、久坂玄端、、山県有朋等々、維新で活躍する志士を育てたのでした)
しかし、齢30歳で命を落とさねばならなくなった松蔭を思うに・・・
ただただ寂しく、むなしい.生きておられたら、どんな明治になっていたでしょうか?

不勉強ながら歴史のさわりを想像しながら、江戸の町を歩きました。

【城下町】
旧萩城の外堀から外側に広がる。町筋は碁盤目状に区画され、中・下級の武家屋敷が軒を連ねていました。現在でも町筋はそのままに残り、往時の面影をとどめています。白壁となまこ壁や黒板塀の美しい町並みが続き、維新の志士ゆかりの地が点在しています。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_164277.jpg

【江戸屋横町】
江戸屋横町は、黒板塀がつづく風情ある道です。通りには、維新の三傑の一人である木戸孝允の旧宅や、蘭方医・青木周弼の旧宅、高杉晋作・伊藤博文ゆかりの円政寺などが並びます
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1771936.jpg

【円政寺】
境内には十二支の彫刻が施された珍しい形式の金毘羅社があり、神仏習合の形態が見られる貴重なお寺です。高杉晋作や伊藤博文が幼少の頃に勉学に励んだことでも知られています。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16425148.jpg

【木戸孝允誕生地】
桂小五郎の名でも知られ、“維新の三傑”と詠われた木戸孝允の旧宅。生まれてから江戸に出るまでの約20年間を過ごした木造瓦葺の2階建ての家です。
誕生の間や幼少時代の手習いの書を表装した掛け軸、写真などが展示されています。【国指定史跡】
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_951798.jpg

木戸孝允は、萩藩医・和田昌景の長男として生まれ、後に藩士・桂家の養子となり“桂小五郎”の名でも知られています。藩校明倫館に通い吉田松陰の兵学門下となり、文久2年(1862)藩の要職に就き京
へと出て国事に奔走。慶応元(1865)年、藩命により姓を“木戸”と改め、翌年、坂本竜馬の仲介のもと薩摩藩の西郷隆盛や大久保利通らと“薩長同盟”を結び明治維新に尽力。維新後は、五箇条の御誓文の起草、版籍奉還、廃藩置県などの推進に功績を残しました。明治10(1877)年、西南の役の途中で病死。享年45歳。
【田中義一誕生の地】
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16521190.jpg

【旧久保田家住宅】
呉服商・酒造業を営んでおり、建物は江戸時代の後期に建てられました。意匠・構造・技術に優れ、酒造業で繁栄した往時の状況もよく伝えており、史跡萩城城下町を構成する重要な建物です。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16462919.jpg


【菊屋横町】
美しい白壁となまこ壁がつづく通りには、藩の豪商・菊屋家をはじめ、第26代総理大臣・田中義一の誕生地、幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地があります。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16531687.jpg

菊屋横町は、江戸時代の町並みが残る城下町を代表する道で、「日本の道百選」に選ばれています。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16535122.jpg

【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1655211.jpg

【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1655513.jpg


【高杉晋作誕生地】
幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地。敷地内には、晋作ゆかりの品や東行と号した句碑・産湯の井戸などがあります。(現在は個人所有)
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1647888.jpg

【晋作広場・高杉晋作立志像】
平成22年10月に「高杉晋作立志像」が建立されました。広場には晋作が好きだった梅の花も植樹されています。銅像は、晋作が明倫館や松下村塾に通っていた20歳頃の若々しく凛々しい顔をイメージ、ざんぎり頭ではなく髷を結い、両刀を差した羽織、袴の立ち姿です。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16503855.jpg

【萩城】
徳川幕府が辺鄙な僻地に城を築かせたのも毛利氏の力をそぐためだったのでしょう。

『萩城』は毛利輝元が中心市街地の指月山に築城した『平山城』。松本川、橋本川の三角州に位置し、慶長9年に築城。時間がなくて行けませんでしたが園内には花びらが純白色の珍しい桜『ミドリヨシノ』、山口県の天然記念物に指定が1本あるようです。見てみたいが季節が秋故残念。

『夏みかん』
萩の産業といえば観光と農業、漁業。しかし、工場はほとんどありません。萩焼と白壁や土塀から夏みかんがひょっこり夏みかんで有名です。特産のナツミカンは士族授産政策として発達した伝統産業である。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1657616.jpg

【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_1703483.jpg

開発がほとんど行われていないため、江戸時代のままの街並み、当時の地図がそのまま今でも使える不思議な町です。今で言えば不便な過疎の町。新幹線も、高速道路も通っていないのです。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16575278.jpg

【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_16583722.jpg

沿岸には小火口をもつ笠山の陸繋島があり、沖合いの六島諸島を含む海岸地方は北長門海岸国定公園に属する。
【萩】 城下町・激動の史跡の町_e0039703_951525.jpg

【伝統工芸】萩焼、小萩人形,竹細工などあり。萩城城下町は国の指定史跡。市内には先史遺跡、城址、反射炉、明倫館、松下村塾をはじめ明治維新の志士たちにゆかりの史跡の建物が残る。

参考【萩焼】
萩焼は山口県萩市・長門市で焼造される陶器。桃山時代の天正1573~慶長1615、萩藩主毛利輝元が、朝鮮半島から帰化した陶工の李勺光(りしやつこう)・李敬兄弟に御用窯として開窯させたのを発祥とする。
防府で出土する大道土(だいどうつち)を用い、特有の藁灰質の白濁釉をかけた茶陶としての作風が樹立したのは江戸前期と思われ、茶人の間では「一楽、二萩、三唐津……」と賞玩された。

びわ色の釉をかけた茶碗はわびの風情に満ち、使うほどに釉色が変化するところから「萩の七化け」の俗称がある。遺品には三島・粉引・刷毛目・井戸・熊川などの高麗(こうらい)茶碗を写したものが多く、割高台(わりこうだい)にも特色がある。
by hime-teru | 2017-12-07 17:00 | 中国地方(山陽・山陰の旅) | Trackback | Comments(0)