ブログトップ | ログイン

【ジギタリス】 キツネノテブクロ 

       ★… 【 ジギタリス 】 キツネノテブクロ …★
    2016年5月~・・・我が家にて
【ジギタリス】
ゴマノハグサ科の多年草で、ヨーロッパ南部原産、25種程あり。別名、キツネノテブクロとも言い花冠の形状に由来する。各地で観賞用または薬用として栽植されている。葉は厚く大きな根生葉で表面はちぢれ裏面は白い毛でおおわれている。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1951477.jpg

夏に高さ50cm~80cmの花茎を出し、漏斗状の大きな花を多数穂状につける。我が家の花は、植木鉢栽培ですが、環境、栄養が良かったせいか1㍍20㌢程になり、脇から4本、大株になって見事です。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1953426.jpg

【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1961687.jpg

五月に入り、暖かい日が続いたからでしょうか?ぐんぐん伸びて釣鐘状の花を斜め下向きにいっぱいつけました。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1963639.jpg

耐寒性に強く育て安い花ですね。鈴なりに付けた花はご覧のようにとても華やかです。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_197562.jpg

花は紅紫色で内面に濃色の斑紋がある。他に白、桃、紅もあるようです。キツネノテブクロに見えますでしょうか?
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1974847.jpg

【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1983017.jpg

神話にも多く登場し、ジュノーはこの花を摘み取りマースを妊娠したとあり、古代はジギタリスに触ると受胎するといわれたようです。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_199217.jpg

【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_1992917.jpg

※参考文献によれば・・・
『本種は葉を乾燥させたものを生薬としての「ジギタリス」といい強い強心作用を有する。1542年L.フックスによって初めて詳細に記載され、1785年イギリスの医師W.ウィザリングによって広く医学界に知られるにいたりました。(葉を陰干しにして強心剤とするが劇毒)
ジギタリスにはジギトキシン、ギトキシンなどの強心配糖体が含有されている。心筋に直接作用してその収縮力を強め刺激伝導系における伝導を遅らせて不応期を延長し拍動数を減少させ、心室筋の自動性を亢進させるなどの作用をするため、うっ血性心不全に対して顕著な効果が認められる。
利尿作用は主に心筋に対する作用により2次的に起されたものと解されている。副作用としては消化管に対するものの他、量により重篤な心臓障害を起すことがあるのだそうです』
現在では生薬としてはほとんど用いられず、ギタリス薬中に含まれる配糖体を合成したジギトキシン,ジゴキシンなどの製剤の形で使用されるのが普通である。
【ジギタリス】 キツネノテブクロ _e0039703_19102771.jpg

by hime-teru | 2016-05-24 19:10 | 【さ】行の花 | Trackback | Comments(0)