「下谷七福神めぐり」

                    ★… 【下谷七福神めぐり】 …★
                      2016.01.04(月)大安
新年を迎えて毎年巡る七福神めぐり、今年は最寄り駅から直通の東武線・日比谷線の三ノ輪駅から下谷七福神めぐりを致しました。日本全国津々浦々、数多くの七福神めぐりがある。江戸時代に広まった正月の風習に思いを馳せながら、健康と幸を祈り歩けることに感謝です。
所要時間は2時間強。距離的には4キロですが、下町の昭和の建物が残る情緒あふれる町の散策をしながら新しい発見がたくさんありました。(こんな所に・・・歴史あり)江戸時代を彷彿させてくれる町でした。
e0039703_11352214.jpg

漫画家・赤塚不二夫による「天才バカボン」のキャラをモチーフにした七福神がマップになっていました。
e0039703_11355892.jpg

【布袋尊(ほていそん)】寿永寺
◎布袋尊は千客万来・家庭円満の神。布袋尊は中国に実在した清廉度量の神さまです。
e0039703_19303942.jpg

e0039703_222450100.jpg

寿永寺は1630年の開山。寿永法尼という尼さんが、徳川2代秀忠公の菩提を弔う為にこの地で庵を営んだのが始まりです。
e0039703_19312883.jpg

7世和上敬首が弥勒菩薩の化身と言われる布袋尊を崇敬して庶民の幸福を願いました。
e0039703_19333323.jpg

二宮尊徳像・・もありました。
e0039703_20172337.jpg


【きく恵比須(えびす)】飛不動正宝院(とびふどうしょうほういん)
e0039703_20183229.jpg

【恵比須】
◎元は漁の神様です。豊漁は航海安全によってもたらされ、安全航海は商売繁盛に繋がり笑顔(エビス顔)喜結良縁・敬愛富財の神様です。ガラスの中にいらしたので、光が反射して撮影は難しかったです。
e0039703_20204848.jpg

e0039703_20212148.jpg

10月10日、願い事がキクように「菊」を供えてお参りします。と言うことで、きく恵比寿様。
「飛不動正宝院」
e0039703_20225563.jpg

e0039703_20235029.jpg

境内には沢山の石像が鎮座していました。
e0039703_2024505.jpg

【弁財天(べんざいてん)】弁天院
e0039703_20254069.jpg

◎芸道富有結縁の神様です。
e0039703_2026371.jpg

弁天院の開基は備中松山城主伊勢守勝隆、上野不忍池に弁財天を建立と同時期、下屋敷であった水の谷の邸内の池にも弁財天をまつり「朝日弁財天」とした。
e0039703_20271730.jpg

聖観世音菩薩像(平成元年)境内に建立
e0039703_20274675.jpg

【毘沙門天(びしゃもんてん)】法昌寺
e0039703_20284312.jpg

◎毘沙門天は勇気授福の神、必勝開運の軍神です。
e0039703_20294036.jpg

e0039703_2030135.jpg

e0039703_20315730.jpg

日蓮聖人が現世安穏を祈願して開眼された毘沙門天。
e0039703_20304914.jpg

e0039703_20312448.jpg

お寺の前に昔からあるのでしょう?地域の人々を見守り続ける「お地蔵さん」
e0039703_2034157.jpg

【大黒天(だいこくてん)】英信寺

e0039703_2035710.jpg

正月らしく懐かしい板絵の羽子板とコマなどが置いてありました。
懐かしい「羽子板とコマ」お正月は参拝者が足を止めて羽根付きやコマで遊んだことでしょうね。
e0039703_20375265.jpg

◎大黒天は出世、開運、商売繁盛の手助けをして下さる神様。こちらの大黒天は「三面大黒天」という珍しい大黒さまでした。
e0039703_20433586.jpg

古くから坂本大黒堂の英信寺と言われ、弘法大師御作と伝えらる三面大黒天です。
e0039703_20353850.jpg

有福(心の豊かさ)を育ててくださる御尊体で右に弁財天、左に毘沙門天の3面大黒様です。
合掌をして、”オンマカキャラヤーソワカ"

本堂は鰐口に鈴ではなく大きな数珠!、珍しい数珠玉を引くと一つずつカチカチと心地よい良い音がします。108つあるのでしょうか?御利益がありそうで気持ちが厳かになりました。
e0039703_20502992.jpg

e0039703_20505399.jpg

参拝者を思い、とても素敵なお寺さんでした。
【福禄寿(ふくろじゅ)】入谷鬼子母神
e0039703_20522196.jpg

◎福禄寿は人望、有福徳蓄財、立身出世の神様です。
e0039703_20531817.jpg

福禄寿は中国の道士(仙人)姿は短身、長頭、多髪で杖に巻物を結び鶴を伴い三徳具備(智・仁・勇)の相、子育ての鬼子母神を勧請しております。可愛らしい福禄寿さまでした。
e0039703_20544244.jpg

e0039703_20551829.jpg

【鬼子母神】
人の子をさらっては食べていた鬼子母神は、お釈迦様の教えで改心し母と子を守る神様に。
ゆえに鬼子母神の鬼の字にはツノがないのだそうです。狂歌師・大田南畝の「恐れ入りやの鬼子母神」という洒落のお寺でしたが、こじんまりとした佇まいでした。
e0039703_20555062.jpg

角がありません
e0039703_20562534.jpg

当地は江戸末期より朝顔作りが盛んで、 “朝顔市” で有名です。7/6?~8日境内は広くはないが、どれだけの朝顔が並ぶのでしょうか?この夏訪ねてみようと思います。
e0039703_20581613.jpg

境内には俳人・正岡子規の碑がありました。子規は故郷の松山から母と妹を呼び寄せて移り住んだ町です。結核を患っていた子規は、痰を切る効能があるとされるへちまを庭に植えており、〈痰一斗 糸瓜の水も 間に合はず〉子規は文学の近代化のために力を 尽くし、35歳の生涯を閉じました。
『正岡子規の句碑』
◆「入谷から 出る朝顔の車かな」
◆「蕣(あさがお)や君いかめしき文学士」
・この文学士とは夏目漱石のこと。東大予備門(今の東京大学教養学部)で同級生だった漱石は、子規が中退した後も交友を続けた。
e0039703_2059542.jpg

根岸は明治期から昭和初期の間、下町界隈は正岡子規をはじめ芥川龍之介、我母校の校歌の作詞者の室生犀星、野上弥生子、平塚らいちょう、野口雨情、サトウハチロー、竹久夢二、瀧井孝作、菊池寛、窪田万太郎、堀辰雄、萩原朔太郎、土屋文明、岩田専太郎、佐多稲子、川口松太郎等々、数え切れないほどの著名な文学人が多数住んでおり、根岸党という下谷根岸に集まった文学人のサロンもあったとのこと。
今は懐かしい路地が有り、昭和をしのぶ家も残り下町情緒あふれる暖かい町でした。 
e0039703_210018.jpg

【寿老人(じゅろうじん)】元三島神社
e0039703_2121524.jpg

◎寿老人は延命長寿の神様。中国道教の神、また、老子の化身の神とも言われています。杖を手に結んだ軸物は人命の長寿の記した巻物と言われ伴っている鹿は長寿を司る神使とされています。
e0039703_213084.jpg

神社には『茅輪』がしつらえてあり、これを3度くぐって身を清めお参りします。
e0039703_2145773.jpg

e0039703_2153053.jpg

e0039703_216225.jpg

e0039703_2162628.jpg

【茅輪神事の由来】
■茅輪神事は、「ちのわしんじ」と読んで、他に「輪越祭」「茅の輪くぐり」とも言われています。
茅(ち=かや)とは、茅萱(ちがや)菅(すげ)薄(すすき)などの総称で、この輪をくぐり越えて罪やけがれを取り除き、心身が清らかになるようにお祈りするものです。茅の輪も、最初は人々が腰につけるほどの小さなものでしたが、時代がたつにつれて大きくなり、これをくぐって罪やけがれを取り除くようになりました。
e0039703_2134595.jpg

傍にはお焚あげの煙り、お焚あげの火や煙には、歳神様の力によって、 1年間の様々な災厄を祓い清める力があるとの言われています。
e0039703_2165615.jpg

昔は「どんど焼き」という小正月(1月15日)の行事で、(私の幼少のころもありました)
正月の松飾り・注連縄(しめなわ)・書き初めなどを家々から持ち寄り、 一箇所に積み上げて燃やすという日本全国に伝わるお正月の火祭り行事でした。書き初めが高く燃え上がれば書が上手く書けるようにあるとか?
残り火で、お餅を焼いて食べると風邪を引かないとか?ほっこりと懐かしい思い出ですが、今は、郷里でも、伝統を守っているところは少なくなりました。半世紀昔の良き時代の思い出です。


【鶯谷の由来】
江戸時代に寛永寺の住職として、代々京都から皇族が駐在していた。その一人である公弁が、元禄年間に「江戸の鶯はなまっている」といって当時の文化人・尾形乾山に京都から鶯を運ばせて、この地域に鶯を放し、鶯の名所になったことに由来するのだそうです。鶯谷という地名はないようですが。
by hime-teru | 2016-01-08 19:23 | 七福神めぐり | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : http://yasounikki.exblog.jp/tb/24033811
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]


<< 小野篁ゆかりの【小野照崎神社】 新年のご挨拶 >>