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ガーベラ

今では花屋さんになくてはならない花のひとつ“ガーベラ”ですが、その歴史は以外に浅く南アフリカで発見されたのが1678年、ダイヤモンドや金が眠る大地に咲いていた花!です。日本には明治11年に渡来。
発見者はドイツの医者( Gerbera jamesonii) レーマンとジェームソンですが学名にはジェ-ムソンの名前が盛り込まれました。1678年世界的にはベルリン会議が開かれた年、インドがイギリス領になった翌年でもあり、世界はあちこちで紛争があり少しザワついていた頃、南アフリカではダイヤモ ンドや金が相次いで見つかりゴールドラッシュが始まりかけていた場所で採集されたのですが、翌年には現地で戦争が勃発。花(ガーベラ)の発見が1年遅れていたら学名に彼の名前が残ることはなかったかもしれません。
当時のガーベラは一重で花びらが細く色は深紅のみ、現在のものと比べると寂しかったと思われますがダイヤモンドや金が眠る大地に赤々と咲いていた姿をご想像しますと可憐な姿に強さと秘めた歴史を感じずにはいられません。
日本に伝わり八重咲きの現在のようなガーベラが誕生し重要な切花として世界的に施設栽培されるようになりました。
ガーベラ_e0039703_183542.jpg

撮影は我が家の花壇2005,10月。
by hime-teru | 2005-12-14 18:39 | 【か】行の花 | Trackback | Comments(0)