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2010【 世界らん展】東洋蘭編(4)蝦根・エビネ

     ★… 【世界らん展 ・2010】 東洋蘭編 (4) 蝦根・エビネ …★
      撮影は2010年2月16日東京ドームにて
【私の大好きなエビネ蘭】 
ラン科の多年草で各地の山林中などに普通に生じる。数珠を引伸ばしたような節多くエビの背に似るところから「エビネ蘭」の名があるようです。葉は粗大で長さ20~30cm。抱合うような形で大きな株をつくる。
春に葉が開くのに先だって花茎を出す。数花は総状花序に開き美しい。外花被片は紫褐色、内花被片・唇弁は白あるいは淡紫色など変異が多い。おもに観賞用に栽培され品種も多く知られている。
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花は十数個の総状花。6枚の内・外花被片はほぼ平開し唇弁だけは3つに裂け、裂片にくぼみが入るなど複雑な形をしている。花色は外花被片が紫褐色で内花被片は淡紅色、濃色の斑点をもつものもあり変異が多い。
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                                         ↓葉が開くのに先だって花茎が・・・。
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また、漢方では解毒、扁桃炎などに偽球茎を煎じて服用する。
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エビネは約100種が熱帯から温帯に分布し、日本には15種が自生する。
キエビネは花が黄色で大きい。唇弁の中裂片の先は通常とがる。和歌山県以西の西南日本および中国に分布する。
キリシマエビネは花が白から淡紅色であまり開かない。唇弁はやや前方で三裂し中裂片の先端はとがる。
ニオイエビネはキリシマエビネに似るが花が平開し葉が厚く光沢がある。伊豆七島に生育する。 ↓匂いエビネです。
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上記の種間の自然交雑種もいくつか報告されて、タカネエビネ(エビネとキエビネ)コウズエビネ(エビネとニオイエビネの自然交雑種)等があり、このほかに、サルメンエビネ、ナツエビネ、ツルランなどがあるようです。
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by hime-teru | 2010-03-01 20:26 | 世界らん展 | Trackback | Comments(0)