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【ぼたん雪舞う 銀山温泉】

               ★… 【ぼたん雪舞う 銀山温泉】 回顧記録 a photo …★                                           〔2004年2月〕           
NHK連続テレビ小説「おしん」の舞台となったことで一躍脚光を浴び全国的にその名を知られることになった事はもう遠い昔のような?ここにアップの写真は、私がデジカメ3台目にして一眼デジカメを使い始めた初期の写真です。ブログ発進前の写真の書庫(パソコン)にしまい込んで出番がありませんでした。もう一度、銀山温泉に出かけたいと思いながら、雑多な忙しさに、なかなか実現がかないません。写真の整理をして今頃は6年前と同じ白銀の銀山でしょう。
 回顧 photo です・・・幻想的な大正ロマンをご紹介します。
【銀山側下流側から温泉街を眺めた大正ロマン漂う光景は、温泉のシンボル的な風景である】
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銀山温泉は開湯は寛永年間、銀鉱が発見され、延沢銀山の工夫が発見。江戸時代には公儀山として栄えました。1689年に銀山が閉山した後は湯治場としてさかえました。当時は幅狭い悪路で、尾花沢からは難路で1日かかったといいます。延沢銀山の衰退後、人口は激減しましたが、世間とは遮断された仙境で人々は湯治客相手の湯端宿屋や小商いを行って生活していました。
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大正末期から昭和初期に建てられた洋風木造多層の旅館が銀山川の両岸に沿って軒を並べ、昔ながらの独特な景観を味わうことができました。
大正10年に銀山川の水を利用した発電所が作られ、地元財界の力でその後の復興の足掛かりとなっていきました。昭和元年に源泉のボーリングで高温多量の湯が湧出し、各旅館は一斉に洋風の三~四層、木造構造に建て替えを行いました。戦後は温泉街の洋風化も落ち着き、外観は和風に近づいてきました。延沢銀山遺跡は昭和60年に国の史跡に指定された事により、風情ある旅館の保存と観光復興に力を注いでいます。
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大洪水により温泉街は一時壊滅したりいたしましたが、風格ある能登屋旅館は国の登録文化材に指定された建物です。夢を求めて人々の熱い心が大正ロマン漂う光景から伺えます。
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銀山温泉は、かつて江戸時代初期の大銀山として栄えた「延沢銀山」の名称に由来しています。
現在は木造三層四層の旅館が軒を並べる温泉街として注目を集めています。風格のある落ち着いた町並みは見どころも多く、雪が優しい演出を醸し出し幻想的な風情は何とも言えません
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銀山川の両岸に大正から昭和初期にかけての建築の旅館の多くは、建築された当時としては非常にモダンな三層四層の木造バルコニー建築であり、外装には鏝絵が施されている。川には橋が多くかかり歩道にはガス灯が並んでいる。ガス燈に照らされた町並みも情緒豊かで暖かい。大正時代にタイムスリップでした。
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旅館「藤屋」の白人女将で有名になりました。(お客様の接客中でした)
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白銀の滝の氷のハーモニー(宿泊した旅館の露天風呂から)
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金沢の人儀賀市郎左衛門銀山を発見以来、仙台藩キリスト教を弾圧により宣教師が銀山に入りキリスト教布教の主力を延沢銀山にそそがれたからでしょうか?モダンな建物は隠れた文明開化ですね。

大正末期から作られはじめとしたおかっぱ頭と愛らしい大きな目の銀山こけしは、赤ちゃんの身長・体重に合わせて作る「誕生こけし」と共に「おしんこけし」もおみやげ屋に並んでいました。
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山形新幹線大石田駅より送迎用バスが出ています。 銀鉱洞は冬季間閉鎖でありました。
〔おまけ〕花笠踊り 旅館のサービス
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Commented by 昼顔 at 2010-01-27 21:48 x
こんばんは。

私は山形県尾花沢の近隣出身です。
去年11月に親姉妹と銀山温泉に宿泊しました。
紅葉は終わりに近かったですが まだ綺麗でしたよ。
何度行っても風情があっていいですね。

雪の季節はまた格別ですね。
ひょっとして 滝見館にお泊りでしたか?
6年前はまだ下にあったのでしょうか・・・今はお写真の正面奥の岩山上に
移築されています。
滝見館でなかったら 余計なお世話で申し訳ないですが。

川沿いに立派な足湯が出来ています。
6年前にあったかどうか・・。

お写真にある源泉館の看板 今はありません。
オーナーが替わって名前も変わりました。
リニューアルして再出発。
ここに泊まりました。
素敵でしたよ。

青い目の女将さんとして人気だった藤屋は すっかり建て替えてモダンになりましたが
肝心の女将さんが外国に帰ってしまったそうです。
果たしてどうなることやら。

などなど 6年間でいろいろ変わっています。
またどうぞお出かけ下さいませ。

Commented by hime-teru at 2010-01-28 00:30
昼顔さま、こんにちは。
山形のご出身ですか?尾花沢は良いところですね。
冬の銀山温泉は格別でした。何時までも心に残る風景です。

仰るように、宿泊は「滝見館」で御座いました。6年前に滝の見える高台にありました。露天風呂から滝が見おろせ、ライトアップがなされて綺麗でした。ぼたん雪が露天風呂に舞い降りてきて湯の中に滑り込む儚い雪の生涯を何時までも眺めていました。
坂道を滑りながら降りた楽しい思い出が今に蘇ります。

川沿いの足湯は出来たばかりのようで湯煙りが周りを包んでいました。
青い目の女将さん、帰られたのですか?それは知りませんでした。

6年の月日は長いようで短いですね。時間や状況は流れる水のように・・変わりゆく。でも、情緒ある風景は・・・いつまでも変わらず、優しく迎えてくれることでしょう。

秋の紅葉も良さそうですね。今年こそは・・・。
by hime-teru | 2010-01-25 23:34 | 旅の情景(東北編) | Trackback | Comments(2)