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【合掌造り集落と共に】 庭前の花たち 

                   ★… 【 合掌造り集落と共に 】 庭前の花たち …★
                        丹誠込めて育てられた集落の花
【鶏頭】
ヒユ科の一年草。熱帯インドの原産。観賞用に植えられる。茎は赤く高さ約90cmほどで質が木質化して硬い、縦に何本もの稜がある。秋に帯化して扁平に発達した花軸上に多数の小花をつける。その形がニワトリの鶏冠に似ているのでこの名がつきました。花は赤、黄、白など種々の色がある。花弁はなく萼片が5個、おしべ5本、萼は花後も宿存する。果実は熟すると帽子のようにふたの取れる蓋果で中に3~5個の黒い種子が入っている。
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日本には古く中国から渡来し、『万葉集』にも詠まれている。属名のセロシアの名で多くの園芸品種がある。トサカケイトウ、ウモウケイトウ、ヤリゲイトウがある。トサカケイトウは、花冠がニワトリのとさか状を呈し、ウモウケイトウ(フサゲイトウ)は、基部から多く分枝し茎頂に羽毛状の花冠をつける花期の長い系統である。ヤリゲイトウは、花穂がとさか状とならず長くとがる種類である。
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『万葉集』の「韓藍(からあい)」をケイトウとする見方に従えば、渡来は古い。江戸時代にはまだ食用の名残があり、貝原益軒は『菜譜(さいふ)』で「若葉をゆでて、しょうゆにひたして食べるとヒユよりうまいが、和(あ)え物としてはヒユに劣る」と述べている。
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【百日草】
キク科の不耐寒性一年草。属名のジニアの名でよばれることもある。メキシコ原産で江戸時代末期に日本に渡来した。盛夏期から秋にかけて次々と花を開く。原種は一重咲きであるが改良された園芸種は花弁が重なった重弁花で花弁はじょうぶで散ることはなく百日草の名のとおり長い間観賞に堪える。
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〓参照下さい〓【百日草】
【蓼】

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〓参照下さい〓】【蓼】

【睡連】
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〓参照下さい〓【睡連】

【溝蕎麦】
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〓参照下さい〓【溝蕎麦】

【釣船草】
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〓参照下さい〓【釣船草】

【イヌサフラン】
ヨーロッパ中南部~北アフリカ原産。葉を出す前に紫色の花を咲かせます。八重咲のようです。大変丈夫で耐寒性も強く何年も植えたままで開花します。又、室内に放置した球根からも開花するほどです。
なお、名前に「サフラン」と付き見た目も良く似ているがアヤメ科のサフランとは全く別の植物です。
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Commented by nageire-fushe at 2009-11-15 10:16
何とも言いがたい雰囲気ですね~~
懐かしいくもあり、美しくもあり、昔の風景と自然がそのままに・・こんな自然の中で暮らしたらとつくづく思います。
前庭の花達も気負わずあるがまま、すばらしいですね。
Commented by hime-teru at 2009-11-16 21:01
お返事遅くなりました。いつも、心暖まるコメントありがとう御座います。
集落に咲く花は家主の性格そのものです。気負わずに、素朴で、それでいて凛とした芯の強さを兼ね備えているようにも私には見えました。
時計が止まってしまったような日本の原風景の中に一瞬でも佇むと嫌なことなど忘れて心豊かな気持ちに誘ってくれます。
by hime-teru | 2009-11-11 18:10 | 故郷の情景(富山) | Trackback | Comments(2)